2005年2月アーカイブ

イメージ 1

しずかなパソコンがほしい…

うちでは2台のパソコンがつけっぱなしになっています.1台はビデオ用,もう1台はLinuxサーバです(ふだん使うマシンはDELLの豪華なノートパソコンで,こちらは使うときだけ電源ON).しかし,これが省スペースとローコストを優先して両方ともスリムケースにしてしまったため,とにかくうるさくて困っています.
あ,ピンとこないひとのために,解説を…スリムケースにすると音がうるさくなるのは,(1)タワー型のケースなどと違ってケース内に空気が流れるゆとりが小さくなるため熱がこもりやすく,強制的に排気する必要が出ること,(2)ケースの幅が小さくなるためファンの口径が小さくなり,小さな口径のファンで流量を出すためにファンを高速でまわさなければならなくなることの2つが主な理由です.また,単に音量の面で不利なだけでなく,ファンの口径が小さいと回転ノイズが高音側によってしまい,キーンというとても耳障りな音になることも問題です.
私の使っているケースは,CPUファン,ケースファン,電源ファンの3ファン構成で,まぁ,ふつうの構成ですが,ファンの口径がいずれも6~8センチと小さく(といってもスリムケースではふつうですけど),深夜などは高音のファン回転ノイズが気になります.
そこで覚悟を決めて今日(2005/02/26)1日,秋葉原を歩き回って静音PCケースを探し回りました.

ちいさくて・かるくて・しずかなキューブ ベアボーン

1日歩き回った成果がトップの写真のキューブ ベアボーンuneec製“Fur Fusion H865G”です(日本での販売はQuixun?).
ふつう静音化するというと,ミドルタワーくらいの大きいケースにしてSeasonic製の熱効率のよい電源+口径12cmのゆったりまわるケースファンにする,というのが定石なのですが,私の場合「買い換えるときは前のものより物理的に小さくなり,論理的には大きくなること」という自分ルールを遵守しているため,今回は最初からキューブ狙いです.
しかし,冒頭で説明したように,ケースが小さくなる→ファンが小さくなる→回転数をあげてカバー→うるさくなる,という基本原則がありますので,品定めは猛烈に難航しました.結局5時間近くかけて探し回って選んだのが,写真のケースです.

このキューブケースの優秀なところは,ファンが1個しかないことです.口径は9cmで,わりとゆっくりまわっているようです.熱源の配置を工夫して1個の9cmファンだけで冷却できるようになっています.メーカーのuneecは,このしくみを“4-in-1 Thermal Jet”と名づけて特許もとっているようです.
キューブケースの標準的なファン構成は,CPUをヒートパイプつきのヒートシンクで冷やすタイプだと,ケースファンと電源ファンの2ファン構成,CPUをCPUファンで冷やすタイプだと3ファン,さらにビデオチップにもファンが必要なものだと4ファン構成まであります.静音の面で特に問題なのは電源に内蔵されているファンで,これがうるささの大半を占めているといっていいと思うのですが,このFur Fusion H865Gは,電源内部で小さなファンがギュンギュンまわっているというようなことはなく,全体を冷やす1個の9cmファンが電源ユニットを通過させて排気するようになっており,通常の電源ファンとは比べ物にならないくらい静かでした.

さらに優秀なことに,この9cmファン,普通の規格サイズのファンなので,さらに静音のファンと交換することもできます(フリージアさんには毎分1200回転,10dbの9cmファンがありました.静音で有名なSeasonic製の静音電源が23dbくらいであることを考えると非常に優秀な静音パソコンが作れます※).
さらにさらに優秀なことに,このFur Fusion H865Gの電源は,ふつうのMicro-ATX電源と工完することもできます(ネジ位置・開口部のサイズが合います.実際に手元にあったSeasonic製の静音Micro-ATX電源をとりつけて確認済み).なので,もし万が一,標準の4-in-1 Thermal Jetでは静音さや冷却に不満があってもSeasonic製の電源に変更するなどの方法で何とかなりそうです.
他のキューブケースが独自仕様の形状の電源を採用していてパーツ交換が難しいことを考えると,このあたりの設計はうまいと思いました.
筐体も全面アルミでよく冷えそうです.

※9cmファンと電源ユニットをとめている4つのネジうち2つにプラスチックのカバー(?)がかぶせてあり,ファンを交換すると「改造」したことがばれるようになっていますので,ご注意を…

ところでお値段は…

フリージアさんのPCケースを大量に扱っている店(フリージア サポート200)で19,950円でした.ソフマップは21,800円,最安値をつけていたのはクレバリーでしたが在庫がありませんでした(しかも次回入荷未定).在庫をもっている店の中ではフリージアが最安値のようです.Fur Fusionブランドの製品はわりとポピュラーなのですが(ソフマップのライスバーガーパソコンにも採用されているし),Prescott対応のPentium4/CeleronDが使えるタイプのものは非常に在庫が薄い状態になっているようです(店員さんがメーカーから最後の在庫4個をわけてもらったといっておられました).
しかし,19,950円というと,CeleronD 2.66MHzが9,000円くらい,250GBのHDDが約14,000円,メモリが512MBで7,000円,DVDマルチが約7,000円だから,いちばん高い部品になってしまいました….

参考

T-ZONEでshuttle社製(shuttle社はキューブ筐体ではたいへん有名な会社)の12Vの外部ACアダプタで駆動するキューブケースを見つけましたが,(ソケットはあうのにBIOSがあわないらしく)現在使用中のCeleronD(Prescott版)を流用できないことがわかり,断念….

イメージ 1

プレイやん

今日(2005/02/21)発売の任天堂「プレイやん」をさっそく使ってみました.トップの画像はプレイやんでムービーを再生している様子です.映っている映像は「NHKみんなのうた『笑顔』」の一場面.まるでポータブルテレビを見てるような気分です.

絵とMP3音楽ファイルはOKだけど,ムービーの音がちょっとね…

絵は思っていたよりずっときれいで,テレビ用のコンテンツを見るくらいは問題なくできそうです.MP3も可変ビットレートの320kbps,48kHzまで対応していて,なんとか聞ける音が鳴ります.問題はムービーの音声で,こちらは正直かなり苦しいです.トップで再生している「NHKみんなのうた」のように音楽が重要な意味をもっているコンテンツには向かないし,ドラマなどの会話中心のコンテンツでも聞き取りにくい場面がありそうです.

プレイやんにもヘッドフォン出力

おそらく音質をよくするためだと思いますが,プレイやんにはヘッドフォン出力端子がついています.プレイやんのヘッドフォン端子は普通のヘッドフォン端子なので,変換プラグは不要です.従来ゲームボーイアドバンスSPにヘッドフォンをつなぐ場合は,通信ポートにつなぐヘッドフォン変換プラグを使う必要があったのですが,プレイやんには普通のヘッドフォン端子がついているので,もう変換プラグは必要ありません.これはありがたいですよね.
もしかしたら,音質もゲームボーイアドバンスSP本体のものよりもよくなっているのかもしれないのですが,私は変換プラグをもっていないので,調べられません(気が向いたら今度の週末にでも…).

操作画面のアニメーションがとってもハッピー

プレイやんのユーザーインタフェースは,ゲーム機らしく,いたるところにピョコピョコ動き回るアニメーションが使われています.パソコンのようなパワーはないため,レトロな感じのビット絵ですが,とてもよく作りこまれていて,MP3ファイルを聞きながらアニメを見ているだけで楽しい気分になれます.

操作もわかりやすく作られていて,説明書を読まなくてもカンで使えるようになっています.操作性の面では画面が大きくインタフェースが自由につくれるので,普通の携帯オーディオプレーヤよりもわかりやすくなっています.

ところで「プレイやん」てなに?

まずは「プレイやん」が何モノかご存じない方のために簡単に解説を…

ゲームボーイアドバンスSP(またはニンテンドーDS)で動画ファイルを再生するための拡張カートリッジです.カートリッジに音楽ファイル(MP3)やムービー(動画)ファイルを記録したSDカードを差し込んで使用します.

ASFファイルってなんだ?

音楽はおなじみのMP3なのですけど,ムービーの方はあまり聞きなれないASFというファイル形式で,SD-VIDEO規格のファイルなのだそうです.ファイルの中身はMPEG-4なのですが,ファイル形式がASF形式でないといけないということで,普段使っている*.mpegとか*.wmv,*.aviなどは再生できません.変換ソフトのメニューを見たところ,ASFファイルというのは主にドコモの携帯電話やパナソニックの動画もとれるデジカメD-snapで使われている形式のようです.
私はこのASFファイルをどう作ればよいのか知らなかったので,1000円プラスしてASFファイルをつくるソフト,Panasonic製の「Media Stage for Nintendo」とセットになったものを購入しました(プレイやん本体のみだと5000円,ソフトとセットだと6000円です).ASFファイルへの変換はとっても簡単で,*.wmvや*.aviファイルを選んで変換ボタンを押すだけです.あらかじめプレイやん用の設定がプリセットされているため,ビットレートをどうするとか,いっさい考えなくてもよく,ほんとに変換ボタンを押すだけです.
あまり詳しくないのですが,ASFファイルを作成できるソフトは普通の人はもっていないのではないかと思いますので,ムービーを再生したいという方は,プレイやん+Media Stageのセットを購入するのがよいと思います.

※2月の下旬にはカノープスもプレイやん用の変換ソフト「かんたん換太郎 for Nintendo」を発売するようです.