300円のクラシックCD

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300円(税込み315円)のクラシックCD

CDというか音楽コンテンツて,結局,最大何円まで値下げできるんでしょうね.
今,新星堂ではクラシックのCDが300円(税込み315円)で売られています.もちろん新品で,見ての通り在庫処分のためのワゴンセールというわけでもなく,普通に315円で売り続けて成り立ちそうな雰囲気で売られています.

たしか,1990年くらいだったか,NAXOS(ナクソス)というレーベルが,クラシックの定番曲のCDを一律1,000円で売り出して,かなり驚いた記憶があったのですが,それも今は昔.今ではドイツ グラモフォンとかDECCA フィリップスのような名門レーベルも古い録音は1,200円とかに下げていて,安売りレーベルとしては300円も当然ありうる価格帯になっているんでしょうね.


備考

クラシックのCDは,普通のJ-POPなんかとは違って,同じ曲の違う録音がたくさんあるので,値段は横並びにはならず,他の録音との相対評価で価格がきまります.例えば,チャイコフスキーの交響曲第6番だと,カラヤン指揮,ウィーンフィルハーモニー,1984年の録音が,ドイツ グラモフォンから1,800円で売られているのですが,この録音は有名指揮者+名門オーケストラ+名門レーベルのわりとよい録音なので基準値のような役割をもっています.したがって,これよりよい演奏(あるいは新進気鋭の人気指揮者が指揮しているなどの話題作)なら3,200円のような値づけも可ですが,悪ければ当然1,800円よりは安くしないと売れない,というようにわりとリーズナブルに値段が変動します.
ちなみにカラヤンはチャイコフスキーの交響曲第6番を7回も録音していて(録音回数はうろ覚えなので違っているかも),例えば1976年のベルリンフィルとの録音は同じグラモフォンから1,200円で売られているのですが,十分によい録音なので,この曲では新規参入は難しそうですよね.

NAXOSのCDが安かったのは,東ドイツやチェコなどの主に東欧諸国の名門オーケストラの録音を使っていたからだと思います.当時は東西冷戦が終わりつつあった時代ですが,東西ヨーロッパの経済的な格差は大きかったので,いろいろ安くあがったのだと思います.東ドイツやチェコなどは共産主義圏で閉ざされていたのでなじみがないですけど,例えば東ドイツならメンデルスゾーンも指揮したライプツィヒ ゲヴァントハウス管弦楽団のような超名門オーケストラが多数あって,安くても十分によい演奏が録音できたという特殊事情もあったと思います.

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