ブラボーFINALDATA!

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ブラボーFINALDATA!



突如読めなくなり,バッファローのサポートさんに「なおりません」て見放された250GBのハードディスクですが,なんと,FINALDATAの「復元」機能を使ったら一発で直りました.ブラボーFINALDATA!

故障したのが5月の中ごろだから,結局1か月もかかっちゃったんですね.でも,なおってほんとよかったー.またCDやDVDのリッピングをやり直すなんて考えたくもないもの.
下の画面は復元完了した状態のディスク容量です.175GB復元できました.うろ覚えですけど,250GB中180GBくらい使っていたと記憶していますので,ロストしたデータはないと勝手に判断しました.


ばっちし175GB復元できてます!

といわけで,このブラボーなFINALDATAについて,簡単にレポートしておきます.
ハードディスクが壊れた人いましたら,ご参考にしてくださいな.

※念のため… ここで「なおった」ていってるのはデータが救出できたという意味です.この読み出せなくなったハードディスクはもともとハードウェア的には壊れていなかったと思います.何かの拍子にファイルシステムに論理エラーが発生してWindowsから見えない状態になっていただけで,データ自体に異常はなかったと思います.HDDが物理的に壊れている場合にはFINALDATAを使うとトドメをさすと思いますので注意してくださいね.

スキャンに30時間,復元にさらに30時間…

冒頭で「一発でなおった」と書いたのですけど,実は最終的に復元完了するまでには,スキャンに30時間+復元に30時間=60時間超,丸3日以上かかりました.その間ハードディスクはまわりっぱなし,パソコンもつきっぱなしの状態です.ユーザがやることは,いくつかボタン押すくらいしかなく,とっても簡単なのですが,時間はものすごくかかります.
設定を変更してスキャンのやりなおしをする時間も含めて1週間はかかると思っておかなきゃいけないと思います.

参考:
  • FINALDATAのヘルプにも「8GBのハードディスクのスキャンには,平均で60分ほど」と書いてありますので,250GB÷8GB/時=31時間15分と,ほぼカタログスペックどおりの所要時間です.
  • 復元のほうは,30時間もかからないかもしれません.ぼくは何も考えずにとにかくすべてのファイルを救出しようと思ったので,System Volume Information(ボリューム情報)やRECYCLER(ゴミ箱)のような,明らかにユーザデータじゃないフォルダも復元するように選択しました.そのせいで,ファイル名がぶつかって2回ほど確認ダイアログがでて一時停止したためにトータルの時間が長くなりました.うまくやればもっと短くなるんだと思います.でも,相当に時間はかかると覚悟しておいたほうがいいです.

ハードに問題がある場合は確実にトドメをさしそう

復旧作業は,6月6日水曜日の深夜からスキャンを開始して,目視チェック等も含めて復元が終わったのが6月11日土曜日の朝という,ものすごい長期戦でした.さらに,実は,月曜日から火曜日にかけてもウィザードを使ってスキャンをかけて,結果が気に入らなくてキャンセルしていたので,ほとんど1週間近くかかりました.
その間あまりの激しいハードディスクへのアクセスぶりに,今度こそほんとにトドメをさしてしまうんじゃないかと気が気でない状態で,なかなかたいへんな心理状態でした.
ぼくの場合はハードウェアのほうには問題がなさそうな感じだったので,よかったのですが,もしもハード的に問題のあるディスクにFINALDATAでスキャンをかけたら,かなり確実にトドメをさすんじゃないでしょうか….

ウィーザード使わないほうがわかりやすい…

FINALDATAには普通の操作画面とは別にウィザードがついています.ウィザードを使うとほんとにボタンを1個押して復元したいドライブを選ぶだけという手軽さなんですけど,スキャン結果が拡張子ごとに表示されてしまうため,何がどこまで復元できるのかわかりにくく,ドライブ全体の復元というような使い方にはおすすめできないです.このウィザードはおそらくフォーマットしてしまったUSBメモリから数個だけデータを拾い出したいというような用途のためにあるのだと思います.普通の操作画面を使った場合,フォルダツリー等も含めて障害が起こる前のイメージそのままに表示されるし(下の画面参照),特に操作が難しくなるわけでもないので,普通はウィザードを使わないほうがいいと思います.


ウィザードじゃないほうの画面

その他ご参考

  • 復元したデータを格納するために,復元もとより大きいサイズの別ディスクが必要です.HDDを直接修復するオプションもあって,一部このオプションが使えるケースがあるようですが,基本的には別のディスクを用意して復元したデータはそちらにコピーすることになります(FINALDATA推奨の復元方法).
  • スキャンしたクラスタデータをファイルに保存しておくことができます.この機能を使えば,障害が発生したディスクから,ほしいときにほしいファイルだけを復元するというような使い方もできます.検索もできますので,別ディスクにとにかく丸ごと復元というような強引な方法ではなくて,必要なものだけ拾い出すという方法で使いたい場合にも対応できるようです.
  • 障害の度合いが深くて障害が起こる前にどのフォルダに入っていたかわからないとか,ファイル名がわからなくなってる場合でも,「回収ディレクトリ」「回収ファイル」というフォルダに回収されるため,ここを探せば見つかるかもしれません.
  • ゴミ箱にはいっていたファイルは,ちゃんと削除したファイルとして認識され,「削除ディレクトリ」「削除ファイル」というフォルダに分類されますので,故意に削除したファイルまでごちゃごちゃに復元してしまってワケがわからなくなるという心配はありません.

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コメント(5)

ヨカタですねおめでとございます! コチラは、会社でハードディスクを取り出して叩き壊せ!業務を命じられたワケですが、どうにもハッチもミツバチハッチも困ったワケで、違うものを取り出して壊さないか心配なワケです。しかしそれ以前に開けられないんジャマイカへGO-!という感じであります(`・ω・´)V

ありがとございます.HDD壊せっていうのは情報漏えい対策ですね.パソコンあけられないからってジャマイカに高飛びするのはどうかと…そういうときは乱数を上書きしてくれるソフトをつかって論理的に壊すのがよろしいかと思います.フリーのものもありますし,HDDベンダーが無料配布してるのもあります.あと,ドライブを暗号化するソフトも同じ意味ですので,Windowsでドライブ丸ごと暗号化するのもよアリですよ~.

ハイ、その通りでゴザイマス。最後の手段としては、ジャマイカへ向かう空上から落として破壊というワケですが、ちょぴり危険でありますので、hataiさんのアドバイス通りにやってみたいと思います(`・ω・´)アリガトでした。

む、難しくてサッパリ分からんめぐさまですが・・・直って良かったですね!

ありがとございます.内容ちょっと難しかったですけど,いつかHDDが壊れたときに思い出してください(って不吉な発言…).でも,正直なところ,8500円もするソフトなんで,ほんとにこのソフトを使ってHDDの復元をやってみようとするのって,愛娘の写真とかムービーとかをたっぷり溜め込んだパパ様くらいかも?