basin

/ベイスン/(発音注意.iは読まない)

大きなボウルのようなものをベイスン(basin)という. 具体的には,洗濯桶や水をためておくための鉢,食材をかき混ぜたりするのに使うボウルなどがベイスンになる.

本来は大きい桶のようなもののことなんだろけど, 実際には地図を見ているときによく出会う単語. 地名では,たいてい貯水池や小さな池などをベイスン(basin)と呼んでいる. また,ロングビーチ(Long Beach, CA)の海岸線を見ると, 堤防・防波堤で囲んだ部分のこともベイスンと呼んでいることがわかる(East Basin,Basin 6,Southeast Basinなど). 本来の意味では,すり鉢状の地形のことをベイスンと呼ぶらしく,水がたまっている必要はないようだ. COBUILDの定義を慎重に読んでみると,池の意味のときも厳密には“河川が流れ込んでいるような地形”となっている. つまり,たまっている水のことを指しているのではなく, (水がたまるような)“すり鉢状の地形”のことをベイスンと呼んでいるようなのだ. Oxfordでは明瞭に“広い円形の谷またはへこんだ地形”となっている. したがって,水がないところの地名が○○ベイスンになっていることもありうる. Oxfordには,“ボートを停泊しておくことができるように囲んだエリア”という語義も載っている. ロングビーチの海岸のベイスンはこれに相当する.


はたいたかし
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