blue blood

貴族．

語源

ヨーロッパの王族に共通する特徴として“白く透き通った肌に青っぽい血管が見える”というものがあったため，“Blue Blood(s)”が貴族を意味するようになった．ヨーロッパの いわゆる“白色”なら貴族でなくても同様に“白い肌に青い血管”では？と思うかも知れないけど，ヨーロッパの王族は普通の白人と比べても，ひときわ肌が白く，血管が青い傾向があるらしい．その理由として下記の3つがあげられる[1]．

• ヨーロッパの王族はO型の人が多い．O型は世界人口の5%しかいないのに，ヨーロッパの王族は非常にO型の率が高い．O型の人の血液には銅の含有率が高いため，血管がより青く見える傾向がある．
• ヨーロッパの王族の間では銀のスプーン・皿など，銀製品が珍重されており，体内に銀イオンが多くなる．銀は滅菌作用が強く健康によい影響を与える半面，“銀沈着症”（銀皮症，argyria）を引き起こし，肌や血管を青くする傾向がある．
• ヨーロッパの王族は日光にあたる時間が短いため，肌が白くなる傾向があった．これが，透き通った白い肌に拍車をかけた．

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