接続されているディスク装置を調べる(lsblk)

図1 lsblk コマンド(クリックで拡大)

lsblk

lsblk コマンドを使用することで,接続されているブロック デバイスの一覧を見ることできる(図1). lsblk は list block devices の意味.

df コマンドでも似たような結果が得られる.
図2 hdparm コマンド(クリックで拡大)

hdparm

lsblk コマンドまたは df コマンドで接続されているデバイス装置の一覧を調べても,どのデバイス ファイルが どの実ディスク装置に対応しているかわからない場合には,hdparm コマンドを使ってモデル名を調べる

図2の例では /dev/sda は“SAMSUNG MZHPU512HCGL”というモデルだとわかる.メーカー名や型番をヒントに,どのデバイス ファイルが どの装置にわりあたっているかを調べる.

その他の類似機能をもつコマンド

cat /proc/scsi/scsi HDDデバイス情報の表示.ファイル名のとおり,正確にはSCSIデバイスの情報を表示するものだが,Serial ATA 接続の HDD はSCSI機器扱いになっているため,/proc/scsi/scsi で各種情報を参照できる.
df ディスクの空き容量・使用状況を表示させるコマンド.すべてのディスクの使用状況が表示されるので,結果的に接続されているディスク装置の一覧の意味にもなる.
sudo fdisk -l
sudo hdparm -i /dev/sda
ls /dev/sd*
ls /dev/hd*
ls /dev/md*
ls /dev/sr0
/dev/sd* は SATA または SCSI デバイス.
/dev/hd* は IDE デバイス.
/dev/md* は ソフトウェア RAID.
1台目の SCSI CD-ROM ドライブ(といいつつ実は USB 接続の Portable CD-ROM Drive かも).
dmesg | grep sd 上記 ls の場合の応用. dmesg で OS 起動時メッセージの中からディスク装置と思われるような文字列を探す.左の例では SATA デバイス(sd*)を探している.


はたいたかし
2006-05-12

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