ガールズバンドクライ登場機材

トゲナシトゲアリ
仁菜(ボーカル)桃香(ギター)ルパ(ベース)智(キーボード)すばる(ドラム)
ダイヤモンドダスト
ヒナ(ボーカル)リン(ギター)ナナ(ベース) ▶ アイ(ドラム)

トゲナシトゲアリ

桃香(ギター)


ガールズバンドクライ 第3話,第1話より
©東映アニメーション (2024)


Psychederhythm Psychomaster
Blue Grand Metallic Matching Head
Fender Jazzmaster のコピーモデル

Psychederhythm(サイケデリズム)というメーカー,今回はじめて認識したのですけど 東京・恵比寿にあるギター工房なんだそうです. かなり高価で特殊な仕様の個体を数本ずつ製作する(大量生産はしない)ため,かなり玄人好みのブランドといえそうです.

桃香さんが使用しているのは2023年に8本だけ作られたボディー/ヘッドの両方がメタリックブルーに塗装された Blue Grand Metallic Matching Head というカラーリングの個体のうちの1本と思われます.お値段 278,000 円なり.
ボリューム ノブ,トーン ノブの形状が微妙にちがう以外は細部まで(ほんとにイモネジ1個に至るまで)完全一致です. ということはスタッフのどなたかが この貴重な8本のうち1本をもっておられるのですね.

ギターアンプ


ガールズバンドクライ 第6話より
©東映アニメーション (2024)
Marshall JCM900(ヘッド) + 1960A(キャビネット)

ギターアンプといえば Marshall(マーシャル)ていっていいくらいな定番なわけですが 実は Marshall といっても多種多様なモデルがあって音も機能も操作もまちまちで全世界のギタリストの悩みの種だったりします(え? ぼくだけッスか? ^_^;) 桃香さんが使ってるのは Marshall の中でも超ド定番の JCM900 のようなので安心です(何が?)

エフェクターペダル


ガールズバンドクライ 第4話,EDより
©東映アニメーション (2024)
BOSS CE-2 Chorus ぽい何か

BOSS(Rolandのギター用エフェクターブランド)が公式な協力企業になっていないのでデフォルメされていますが ノブ,フットスイッチ(バッテリーコンポーネントカバー),色などの特徴から BOSS CE-2 を参照していると思われます.

1979年(44年前!)に作られた伝説的なコーラス エフェクターで,数々の名曲・名演で使われてきた名器 …なんですけど,すでに廃版になって久しく,オリジナルの CE-2 はプレミアムがつきまくって中古品が4万円以上の価格で取引されています. 現在は復刻版+αの BOSS CE-2W が販売されてます.

CE-2が選ばれているのは桃香さんのキャラクターカラーが水色だから? 4話で水色のペダルを踏む場面がでてくるのですけど,最初からランプが点灯していて踏んでも消えるわけでもなく点灯しっぱなし. その後 桃香さんがギター弾いたときにでてくる音もトレモロか何かっぽい揺れ系のよくわからない音(フランジャーとコーラスを混ぜた音?)でコーラスペダルなのかも確信がもてませんでした.

桃香さんのエフェクターは{黒,紫,水色}の3つがおいてあることが多く,筐体の色と形,ケーブルが挿してあるある位置から ProCo RAT, BOSS Flanger (BF-2 or BF-3), BOSS CE-2 Chorus なのかも.桃香さん,もしかしてヴィンテージ コレクターなのか…? (^_^;)


ガールズバンドクライ 第6話より
はじめて5人でスタジオに集まった場面
©東映アニメーション (2024)



ガールズバンドクライ 第3話より
©東映アニメーション (2024)

tc electronic DITTO X4 LOOPER
輸入販売代理店 エレクトリ

フットスイッチを押すと録音がはじまりもう1回押すと録音が終わって録音したフレーズを繰り返し再生(ループ)してくれる「ルーパー」という装置. あらかじめ伴奏パートを録音しておいてそれを再生しながらソロを弾くことでギターが2人いるような演奏ができるようになる.

なんですけど,桃香さん,「打ち込み」のベースをパートを流すためのコンピューター(DAW)があるなら,そっちに録音しておくのではダメだったんスカね? (^_^;)

アコギ&サブ


ガールズバンドクライ 第12話より
プロ契約記念パーティー@桃香宅の場面
©東映アニメーション (2024)
Gibson J-45
Gibson J-45
Gibson Firebird
Gibson Firebird

ときどき弾いてる場面がでてくるアコースティックギターはピックガードの形状やボディーサイズから Gibson J-45 と思われます. Gibson Jumbo, Dreadnought, Martin D-28, D-35, Tylor なんとか(すみません詳しくないです ^_^;)などと並び,アコースティックギターを代表するモデルのひとつで,非常によく見るモデルです.

また,もう1本,第12話で壁にかかってるのがチラッとだけ映ってる特徴的な形の赤いギターは Gibson Firebird です.2024年6月現在,生産終了してるモデルですが,Gibsonではよくあることで何年かすると生産が再開されたりするので大丈夫です(何が? ^_^;) 歴史的には重要なモデルですが最近はあまり使用者を見なくなった,かなり渋いモデルです. 残念ながらこのギターを弾いてる場面はでてきませんけど,20歳の女の子がこんなの弾いてたらカッコよすぎてシビれちゃうかも (^_^;)

ルパ(ベース)


ガールズバンドクライ 第6話より
はじめて5人でスタジオに集まって演奏したあとの場面
©東映アニメーション (2024)

Gibson SG Standard Bass (EB Bass)

Gibson SG Standard Bass はボディーが薄くて軽く,ショートスケールのため手が小さい女の子にも弾きやすいのが特徴です. SGは赤(Cherry)のイメージが強いですけど,ルパさんはクールな黒(Ebony)を選んでるところもこだわりポイントなのかも. 現行製品と細部まで完全一致しています.

ベースアンプ

ガールズバンドクライ 第6話より
©東映アニメーション (2024)
ルパさんの後ろに写ってるベースアンプが
Ampeg SVT-350

Ampeg Classicシリーズ
現行後継品の Ampeg Classcシリーズ

アンプ Ampeg Ampeg SVT-350 + SVT-215E(どちらも廃版,スタジオ備品)

オーバードライブ ペダル


ガールズバンドクライ 第11話,ED
©東映アニメーション (2024)
MXR M89 Bass Overdrive
MXR M89 Bass Overdrive(推定…ちがうかも)

智(キーボード)


ガールズバンドクライ 第11話より
BAY CAMP 空白とカタルシス演奏シーン
©東映アニメーション (2024)
nord electro 6 HP
nord electro 6 HP
輸入代理店 KYORITSU CORPORATION

「子どもの頃からピアノで受賞連発」してた智ちゃんが使っているのはピアノの打鍵感を模した「ハンマーアクション」採用の HP タイプ.さすがです先生 ( ・`ω・´)
桃香さん,すばるちゃん,ルパさんの機材はバンドマンであれば見慣れた定番品なのだけど,智ちゃんだけは「こだわりの機材」を選んでいるのが注目です.

こだわりポイント1(協力企業さんガン無視!? ^_^;)

バンドで使うキーボードは YAMAHA, Roland, KORG が3大ブランド. いわゆるシンセサイザーのメーカーの製品を使うのが普通なのですけど「タッチやダイナミクスを重視するピアノの名手がシンセサイザー的な使います?」ていわれると確かに「う〜ん…」となってしまいます. (誤解なきよう補足しておくと今はいずれのメーカーもピアノタッチで名器の生々しいピアノ音源を使用した機種が主力なのでガチのピアノ奏者が使ってもぜんぜん大丈夫です. 「YAMAHA や Roland を使うとエレピ(電子ピアノ)の音になっちゃう」なんてことはありません.)

nord electro 6 HP は,あえてシンセサイザー/コンピューター的要素を簡略化・整理して,ピアノの音と演奏者の腕で勝負するタイプの機材で ピアノの名手の智ちゃんが選ぶ機材としては「なるほど」感がスゴイです.
もしかしたらスパルタなお母さんが旅行中でもピアノの練習をさせるために買い与えたものを東京(川崎は神奈川です)にもってきた,という設定なのかも.

あと,毎回協力会社に名を連ねていて,巨匠 坂本龍一/YMO時代からのシンセサイザー/キーボードの名門な YAMAHA の製品を選ばずにストーリー上必要な設定を優先する「おもいやりのなさ」もスゴイかも.
ゆえに『ガールズバンドクライ』では YAMAHA は「楽器メーカー」としてではなく,ギターアンプの Marshall,ベースアンプの Ampeg の「輸入販売代理店」として名をつらねているという不思議現象が起こっています. みなさん YAMAHA の楽器が出てこないの,お気づきでした?

こだわりポイント2(スタジオで借りて済ますなんてしません!)

このキーボード,本体だけで 11.4 kg あるんですよね… 智ちゃん,小さいのに機材は桃香さん(推定 7〜8 kg),ルパさん(推定 6 kg)より断然重くてたいへんです.

しかしこれまた重要なポイントで,nord electro 6 HP はギリ手持ちで持ち運びが可能な重量・サイズなんですよね.

YAMAHA,Roland,KORG の定番機種であれば どこのスタジオでも借りられるため自分のキーボードを持ち込む必要はないのですけど 「作中で『本気』をぶつけまくって孤立する設定の智ちゃんがスタジオで借りた適当な機材使ってるんですか?」っていわると,なんかおかしい感じがしませんか? こういった設定の作り込みの深さが『ガールズバンドクライ』の迫力を生み出しているように思います.

補足(自宅キーボード)

智ちゃんは自宅では別の小型のMIDIキーボード?みたいなものを使っています. こちらははっきり描かれている場面がないので,メーカー/機種はわかりませんでした.


ガールズバンドクライ 第6話より
©東映アニメーション (2024)

すばる(ドラム)

ガールズバンドクライ 第3話より
はじめて3人でスタジオに入ったシーン
©東映アニメーション (2024)

Pearl Masters Maple
Pearl楽器製ドラムセット
機種不明,スタジオ・ライブ会場備品
写真は現行製品の Masters Maple

「最初からプロ志望」な智ちゃんがこだわりバリバリな機材だったのに対して「わたしはあわせるよー」な すばるちゃんはスタジオにおいてあるものを使います. まぁ,ドラムは普通そうですけど(後述).

機種は不明ですけど Session Custom SMX(廃版)シリーズか,その後継の Masters シリーズのどれかじゃないかと思います. いずれもごく普通の定番品です.
1話のエンディング「空の箱」でキョーコさんの相方のドラマーが叩いているものや,11話 BAY CAMP でダイアモンドダストのアイさんが叩いているものも含めて 作中にでてくるドラムセットは すべて Pearl 製のようです.

解説1(ドラムとPA)

ドラムはプロ志望の人も基本的にスタジオやライブ会場にあるものを使います.

重くてかさばるし,分解・設置に時間がかかるから…というのももちろんですけど, 何よりドラムは「生楽器」なので音をひろって拡声するために多数のマイクを設置する必要があり, マイクの設置場所の調整・それぞれのマイクの音量バランスの調整など(マイキング)に非常に時間がかかるため,演奏者が変わるたびに個人のこだわりの機材に入れ替えるなんて現実的に不可能だからです(入れ替える場合はドラムセットを載せている台座ごと入れ替えます).

バンドをやったことがない人だと,ドラムってものすごく音が大きいと思われているかもしれないのですけど 実はライブ会場ではマイクで集音してスピーカーで拡声しないと音が小さすぎて聞こえません. また,単に拡声するだけだと音の「太さ」が足りずショボい感じになってしまうので,イコライジングして,コンプレッサーかけて,ゲートリバーブかけて…と いろいろ音を加工していたりします.

この作業をしてくれるのが「PAさん」(ぴーえーさん)と呼ばれる人たちで 11話 BAY CAMP のライブ前に すばるちゃんに「ドラムさん全体でお願いしまーす」と声をかけている人たちです. なんで「全体」なのかというと,マイクがいろんなところに10本くらい立ててあるので全部のタイコ・シンバルを叩いてもらって どのマイクから拾った音をどのくらいの音量で出すかなどを決めたりするためです. (「全体」以外に1個ずつの音を調べる「スネアお願いしまーす」とかもあったりします.)

解説2(ドラム機種の特定方法)

Pearl楽器ドラムセットMastersシリーズ

「タイコやシンバルの数的に機種は Masters Maple じゃないの?」と思われるかもしれないですけど,Webとかカタログとかの写真は あくまで参考セットであって,どの機種も すばるちゃんの使っている構成にできるのでタイコやシンバルの数で特定することはできません. また,スタンドや足,連結部品なども変更できる(というかタイコやシンバルの数・設置位置で適切なものを選ぶ)ので機種の特定には使えません.

正しくはタイコに固定の変更できない金具の形状なので特定するのですけど,まぁ,ムリですよね (^_^;)

タイコやシンバルの数が自由に選べるのなら,なんで Masters シリーズだけで4種類あるの?もっといえば なんでPearl楽器は17種類も作ってるの?っていうと 材や構造のちがいで音がちがうからです. タイコの胴がメイプル(カエデ材)の薄板6枚を貼りあわせた構造になっているのが Masters Maple,4枚で上下に補強材を入れているのが Masters Maple Pure とか. 生音が大事なジャズドラマーの方とかだとこだわりがあるのかなと思いますけど,正直「めんどくせぇー」ですよね (^_^;)

ちなみに,すばるちゃんが使っているドラムの構成は タイコが{スネア,タムタム2個,フロアタム,バスドラム}の5個,シンバルが{ハイハット,クラッシュ2枚,ライド1枚}の4個 = 合計9個で ロックドラムでは一番普通の構成です.
BAY CAMP みたいな大きな会場だと この9個にそれぞれ1個ずつ + α で10本以上マイクが立っているのが普通です.
これを全部準備してマイクの位置決めして音量調整して…ってやるPAさん,たいへんすぎますよね. 技術的にもたいへんなのですけど,体力的にもたいへんで,マイクとミキサーをつなぐケーブルだけで 10 kg 以上あったりします.マジやべぇです.

そしてこのヤバさは最終的に「お金」に変換されて請求されてくるわけですけど😐

仁菜(ボーカル,ギター)



ガールズバンドクライ 第12話,第13話より
©東映アニメーション (2024)

G&L ASAT CLASSIC

最終話 CLUB CITTA' でのライブで仁菜ちゃんが弾いてるギターは G&L ASAT CLASSIC です.いわゆる Fender Telecaster のコピーモデルなのですけど,この G&L てメーカー,Fender 社の創業者であり Telecaster や Stratocaster を作った Leo Fender さんが作った会社なので,単純にコピーていっていいのか微妙です.
Leo Fender さんはエレキギターの歴史そのものといっていい最重鎮なのですけど,その Leo Fender さんが最後に手掛けた会社が G&L なので,これを選んだ仁菜ちゃん,なかなかの目利きかもしれません.

DIAMOND DUST 使用機材

トゲナシトゲアリのメンバーが わりと伝統的なロックンロールな機材を使っているのに対して,ダイヤモンドダストのメンバーは現代的なヘヴィーメタル向きの製品を使っているのが特徴です. 楽器だけ見てるとダイヤモンドダストは完全にメタルバンドって感じです. アイドルをボーカルに迎えてのギャップ萌えってことなんでしょうか.

ヒナ(ボーカル)


ガールズバンドクライ 第11話より
©東映アニメーション (2024)
FERNANDES(フェルナンデス)機種不明

ヒナちゃんも 11話 BAY CAMP のライブでのみ紫色のギターをもって登場します.ヒナちゃんのギターは

という仕様で,2009年〜2012年のカタログには載っていないモデル(近いモデルもなく各モデルのミックスのような感じ)ですが 上記のとおりギタリストならパッと見て各パーツを判別可能なレベルで正確に描かれているので確実に実物が存在していると考えられます(現物を見ながら描いていると確信しています). 仕様的に見て比較的新しい個体と考えられます.

足元には MOORE GE300 LITE に GE300 のエクスプレッションペダル部分を追加したようなマルチエフェクターがおかれていますが,どのメーカーのどの製品とも完全一致はしていない感じで特定できませんでした. …って,え? ということはヒナちゃん,実はフリだけじゃなくて,ちゃんと演奏してるってことですか? (^_^;)


ガールズバンドクライ 第11話より
©東映アニメーション (2024)

補足(FERNANDES)

FERNANDES は30年以上前,バンドブームの自体にはトップブランドのひとつで BOØWY布袋さんや X JAPAN の hide が使ってたギターでも有名です.
…けど,時代の流れにはさからえず,2024年7月に破産申請をしたそうです.

『ガールズバンドクライ』は2024年4〜6月期放送だったため,ギリギリセーフで第11話の協力会社に名を連ねています.

リン(ギター)


ガールズバンドクライ 第11話
Bパート BAY CAMP での演奏シーンより.
©東映アニメーション(2024)
ESP/GrassRoots G-HORIZON-FR

リンちゃんが弾いているのは ESP の サブブランドのひとつ GrassRootsG-HORIZON-FR だと思われます.特徴は

で,唯一のちがいがヘッドロゴが「ESP」になっている点です.
これはおそらくESP社から代表ブランドで社名がわかるように「ESP」に変えてほしいという要請があったのかなって思ってますけど, ESPは品種が尋常じゃないレベルで多いので,もしかしたらヘッドのロゴが「ESP」な別の機種があるかもしれません. いずれにしても ESP Horizon シリーズのどれかです.

補足(ESP)

ESPは世界中の有名バンドのギタリストのシグネチャーモデルを作っているメーカーです. 既成品も豊富にラインナップしてますけど,基本的には有名ギタリスト用にパッと見て一発でわかる特注品(シグネチャーモデル)を製作して, 一般の方にもお目当てのアーティストのシグネチャーモデルを買ってもらおうっていうビジネスモデルで成功しています. みんなあこがれのギタリストと同じギター使いたいですもんね.

ナナ(ベース)

ガールズバンドクライ 第11話
Bパート BAY CAMP での演奏シーンより.
©東映アニメーション(2024)

Ibanez SR1425B
Ibanez SR1355B
Ibanez SR1425B(上) Ibanez SR1355B(下)

ナナさんが使っているベースは Ibanez(アイバニーズ) SR Premium シリーズ,おそらく SR1425BSR1355B のどちらかと思われます.特徴としては

全部の特徴を備えているのは現行では SR1355B ですけど,ボディーの色が全然ちがいます. SR1455B がボディーの色の雰囲気は近いのですけど,こちらはフレットが白いメイプルです. おそらく過去にどちらかのワンオフ品としてナナさん仕様のものが売られていたのだと思います(木材という育成に50年以上かかる自然素材を使うギター業界ではこの手の仕様変更はよくあることです).

いずれにしても仕様から見て Ibanez SR Premium のどれかです.

補足(Ibanez アイバニーズ)

エンディングの協力企業としては HOSHINO GAKKI CO.,LTD.(星野楽器)という企業名で出てきます. Ibanezは星野楽器のギター/ベース部門のブランド名です.

Ibanezは「ものづくり」自慢の企業が多い日本では珍しいファブレス企業(自社工場をもたず企画・設計だけを自社で行って実際の製造は他社にまかせるタイプの企業… iPhoneで有名なApple社みたいな会社のこと)でロック・ギター界の流行の激変にもうまく対応し,かるく40年以上 世界的トップブランドの一角を守り続けているという稀有な企業だったりします.
Fender や Gibson ですら,度々経営危機に陥って迷走しまくったり消滅しかけたりしてヤバかったというのに,なかなかスゴイ会社です.