エレキギターを接続して演奏できる最新カラオケ マシンJOYSOUND f1を試してきました.
以前から,JOYSOUNDは楽器用のマイナスワン(歌じゃなくて楽器のパートがカラオケになってる曲)があって,ちょっと おもしろそうかも,って思ってたんですけど,楽器とアンプもってカラオケ屋さんに...ていうのは,ちょっと何だかなぁ...って思ってたところに,ギターをカラオケ機にズブッと直接さしてカラオケ屋さんのお部屋のスピーカーから音をだせる,しかも,BOSSのエフェクターまで搭載っていうJOYSOUND f1ていう新マシンがでた!(これで少なくともアンプはいらなくなった) しかもしかも,超タイムリーなことにマイ ホーム グラウンドの秋葉原に8月8日NEW OPENのカラオケ アドアーズ秋葉原店に このJOYSOUND f1がズラズラーと入るらしいという情報をキャッチして,こりゃぜひ試さねば,となったわけです.
ご参考
- ギターとアンプをもってカラオケ屋さんに,っていうのは,実はそんなに珍しくなくなっていて,秋葉原だとBIG ECHOでも ときどきギター&アンプ持参の方を見ます.BIG ECHOもヘルプページで公式に「楽器練習にもご利用いただけます」とかいてますし,カラオケ屋さんを楽器演奏用の防音室として使う用途は普通にあるんだと思います.
- カラオケ アドアーズ秋葉原店のヒトカラ用ルームは全室にJOYSOUND f1が入っているのですけど,2012年11月時点ではギター/ベースをつなぐためのGB-1が設置してない部屋もあって(半分くらいかな?),もしかしたら部屋が開くのを待たされるかもしれません.
アドアーズ秋葉原は この最新機種JOYSOUND f1をウリにしようとしてるのか,貸出用のギター&ベースを多数おいてます.しかも,料金は何時間借りても300円固定で(もち部屋代は×時間でかかりますけど),せっかくなら借りとけよ,みたいな感じになってます.
秋葉原にはMarshallおいてるような,ちゃんとした貸スタジオも たくさんあるので,質的には絶対損なカラオケ屋さんでやるイミは手軽さ,つまり,気まぐれにプラッといってテキトーに演奏して帰ってくるみたいな脱力感じゃないといけません(いや,いけなくはないかもしれないですけど...).というわけで,ぼくも自分のギターもっていきたい衝動はおさえて,あえてお店のギター借りてみることにしました.
というわけで,ギターはコレ.
カメラもっていかなかったので(おいおい...),手元にあったXperia mini proのショボいカメラですみません(^_^;) ちなみに音もとってません!(^_^;)<期待しないヨーニ
最近よく見るようになったAria Proの廉価版サブブランド(え,Aria自体が廉価版なのに?^_^;)のBlitz Leopardモデル(断じてLes Paulではない!)です.
アドアーズ秋葉原には,ギターはこのレスポール...おっと失礼,レオパルド モデルとストラトキャスターモデルの2種類があります.いずれも ごくスタンダードな形ですので,みなさんハムバッカーの人はレスポ...ではなくレオパルド モデル,シングルコイルでかまわない人はストラト モデルを選ばれる感じだと思います(ぼくはイチもニもなくレスポール).
ちなみに,このギター,写真のとおり名状しがたいラッカーのような何かがメラメラで,実に安っぽい感じですけど,演奏に関係する部分は十分 大丈夫な品質で,普通に演奏できます(あたりまえですけど).むか~しのJUMPのウラとかに乗ってた安セットなんかとは比べ物にならないくらい高品質です.
ただぁ...弦がメッサ錆びとるやん!(^_^;) ぼくが貸してもらった個体は特に3弦がヒドくて,ぜんぜんすべらない... ウデを試されますね... あと,一部の弦を張りなおした人がTHEシロウトさんらしく,ペグに巻いてある弦がガタガタ.明らかにシロウトの仕事です.やる気ガタ落ちです.今は開店直後なので機材も新しくていいんですけど,何年か後にはヒドイことになっていることうけあいです.
ご参考
- ちなみに,はたいは普段はGibson ES-339とGibson SG '61 Reissueを弾いてます(以前はIbanezばっかでしたけど,最近はわりとGibson).なので,ヒールが高いギターは あまり得意ではありません.あと重たいのも苦手です.
- ギター本体以外に,ピック,ストラップ,シールドを貸してもらえます....けど,ピックは とっても大雑把なものなので,自分のをもっていった方がよいでしょう.ストラップは座って弾くなら不要なので,ぼくはギター本体とシールドだけ借りました.あ,あと,マイクスタンドも貸してくれます.これは一部の人には重要ですよね.
気を取りなおして このギターをJOYSOUND GB-1という機械につないで,おそるおそるLEVELをあげてくと,おお!ちゃんと音でてる...と特に苦労もなく音が出ました(あたりまえか...).
で,実は いちばん期待してたのが「BOSSブランドが誇るギターエフェクトを多数搭載。好きなものを選択し、思いのままに演奏が楽しめます。」という売り込みの楽器エフェクト.ここを読んでる人は当然わかってると思いますけど,BOSSのエフェクターていったら,業界トップブランドです.BOSSていう名前を使わせる限り,それなりのもののはず,おそらくBOSSご自慢のCOSMマルチエフェクターみたいなもののはず...フンフンみたいな勢いで期待してました.
...が,しょぼーん(・_・ )
ていうか,そもそもマルチエフェクターですらねぇ...
12種類のプリセットから選ぶしかできない.しかも,音しょぼすぎだし(これはBOSSのせいではなくてスピーカーやアンプの都合上仕方ないのかも),各プリセット間のレベリングもしてなくて,切り替えると突然爆音でたり,たいへんたいへん.
個人的にはHEAVY LEADの歪みの感じは気に入ったけども,これ,めっちゃディレイかかってて,バッキングは論外だし,リード部分だって,どうするんコレみたいな音の重なり方...というわけで,惨敗でした(・_・、)
しかーし,コレに めげずに今度は自分の機材+JOY SOUND GB-1(楽器エフェクトOFF)で挑戦してみようと計画中...
ご参考
- はたいは いわゆる Modern High Gain なアンプが大好きですよ(普段はBlackstarのISFを左に回しきった状態で使っております).オーバードライブなんて軟弱なものは使いませんよ,常にディストーションでギュインギュイン逝ってますよ.
- 最近はわりとアンプに直接ズブッといってるのですけど,はたいをご存知の方は みなさん「はたいの音ってコレだろ→BOSS DS-1」て思ってるはず.つまり,そんな感じの音が出ないと気に入らないのです....いや,しかし,この楽器エフェクトはクランチの人でもクリーンな人でもダメなんじゃなかろうか.
- ただね,エフェクターだけもっていけばOKになるなら,やっぱりお手軽感は,かなり高そうなんですよね.ギターとアンプはそれぞれ5kg,トータル10kgみたいなレベルの話だけど,エフェクターなら300gとかですし.
- JOY SOUND GB-1にギターをつないだあとの Gain 調整は簡単です.部屋においてある説明書に「Peakが点灯しないように調整しろ」と書いてあります.リミッターが内蔵されていて,入力が過大になると入力をカットしつつPeakランプを点灯させる仕組みになってるんだと思います.ゆえに,GB-1を Over Drive させて歪ませるというのはムリです.(いや,そんなのせんやろ...^_^;)
- カラオケ アドアーズ秋葉原店のひとり部屋には,Behringer XENYX 1002FX ていうミキサーがおいてあるのですけど,これは楽器を接続するためにおいてあるわけではなく,カラオケをヘッドフォンで聞きながら歌いたい人向けの装備のようです.配線をかえれば楽器のミキシングにも使えるのでしょうけど,面倒なので試しませんでした.興味があったらやってみてください.あ,でも,帰るときに配線をもとにもどすのを忘れないように.