DELL XPS 13 Plus ubuntu インストール メモ

目次

0. DELL XPS 13 Plus ハードウェア概要

DELL XPS 13 Plus
Model DELL XPS 13 Plus (9320)
Spec 13th Gen Intel® Core™ i5-1340P
16 GB RAM, 1 TB SSD
英語(US)キーボード
BIOS Ver. 2.5.0
OS ubuntu 23.10
Ubuntu Certified トップページ
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実は今のノートPCってどのメーカーの製品も非常に似通っているためどれでも一発で動く可能性が高いのですけど,特に Canonical と開発協力している DELL, HP, Lenovo から選ぶと安心です.
I-O DATA U3C-HP64G
USBメモリー
I-O DATA U3C-HP64G
小さくてUSB-C直結できて便利かなってコレを選んだんですけど,小さすぎて抜きとりにくいです…そういうオチがあるとは (^_^;)

1. 事前準備

1.1. 起動用USBメモリー(ライブメディア)の準備


1.2. Try Ubuntu で動作確認

まずは Try Ubuntu を使ってインストールせずに動作確認を行います.

パーティション初期状態
図2 XPS 13 Plus のディスクの初期状態.
赤で囲んだ末尾の3つのパーティション {WINRETOOL, Image, DELLSUPPORT} を残しておけば Windows 11 を回復できます(工場出荷状態にもどせます).

1.3. Try Ubuntu でパーティション削除

Dialog: BitLocker is enabled
図4 BitLocker is enabled
ubuntu インストーラーから BitLocker パーティションを削除しようとすると上記ダイアログがでて進めません. 「Windows から削除しろ」とでてますが Try Ubuntu の GParted を使えば削除できます.

2. インストール

2.1. BIOS設定変更

DELL公式文書「デルコンピュータにUbuntu Linuxをインストールする方法」は常識的なことしか書いてないので,あまり読む必要はないのですけど 唯一「BIOS設定のインストールへの影響」の部分だけは気になるので念のため事前に確認しました. 要約すると次の3点です.

# チェックポイント 調査結果・設定変更
1 BIOS が UEFI に設定されていること XPS 13 Plus は そもそも
Boot Mode: UEFI only
NOTE: Legacy Boot mode is not supported on this platform.
なんだそうで,特にやることはありませんでした.
2 [Legacy option ROMS] を無効に そんなオプションありませんでした.
3 [secure boot] を無効に secure boot オプションは存在していました(下記2項目ありました).両方 ON だったので OFF にしておきました. [実は今の ubuntu は secure boot に対応しているので ON のままでもよいはずです.ただ,secure boot に大したメリットはありませんし,面倒ごとが増えるだけなので OFF にしておきましたけど.]
Enable Secure Boot OFF
Enable Microsoft UEFI CA OFF

なお,BIOS 設定を変更した直後の再起動時には,画面に表示された 4 桁の乱数を入力するようプロンプトがでます(何かの間違いで変更してしまったとかではなく,自分の意志で BIOS 設定を変更したことを確認するため).

2.2. インストール

3. 追加設定

3.1. 日本語関連

★後述

3.2. 内蔵 Web カメラの設定

3.3. アプリケーションのインストール

4. 参考文献

[1] DELL XPS 13 Plus (9320)
[2] DELL - デルコンピュータにUbuntu Linuxをインストールする方法 (2023-11-02)
[3] Dell XPS 13 Plus developer edition -- with Ubuntu 22.04 LTS pre-installed (2022-08-22)
[4] GIGAZINE - Dellの開発者向けハイエンドLinux搭載ノートPC「XPS 13 Plus developer edition」はどういった経緯で発売することになったのか? (2023-10-28)
[5] 柴田充也 / gihyo.jp - Ubuntuにおけるセキュアブートの仕組みUbuntu Weekly Recipe 第444回) (2016-11-02)
[6] 柴田充也 / PC Watch - ノートPCでもUbuntuを使ってみよう! (2023-11-04)
[7] DELL - Linux Ubuntu 22.04のCheeseアプリケーションでWebカメラが機能しない (2022-08-19)
[8] DELL - Ubuntu 22.04を実行しているXPS 13 Plus 9320ノートパソコンでWebカメラが検出されない (2022-09-29)

A. 工場出荷状態への復元方法(Windows の復元方法)

以下はマシンを売却・譲渡する際の Windows の復元手順のメモです. ubuntu のインストールはとてもスムーズだったのですけど,こちらは丸1日(24時間の意味です ^_^;)かけて奮闘し,大量の文献を読んでたいへん難解な手順を理解する必要がありました.現在は,そもそも Windows をクリーンインストールからはじめる人が非常にマレで文献が少なく,全員の状況・やりたいことが異なっているためです.

(調査と試行錯誤に時間がかかってるだけなので,下記手順通り実施すれば数時間で完了します.)

A.0. 前提

このページでは「マシンを工場出荷状態にもどす」という目的のもと,下記の前提で作業をしています.

表A-1. Windows 10/11 のサイズ
インストーラー種別 ISOファイル名 iso サイズ wim サイズ
Windows 10 英語版 Win10_22H2_English_x64v1.iso 5.8 GB 4.9 GB
Windows 10 日本語版 Win10_22H2_Japanese_x64v1.iso 5.7 GB 4.7 GB
Windows 11 英語版 Win11_25H2_English_x64.iso 7.3 GB 6.4 GB
Windows 11 日本語版 Win11_25H2_Japanese_x64.iso 7.2 GB 6.3 GB

備考 ナゼか *.iso も install.wim も日本語版の方が少し小さいです(理由は不明).

A.1. 事前準備

表A-2. 必要なファイル
# 内容 ファイル名
1 Windows 10 ISO イメージ Win10_22H2_English_x64v1.iso
2 NICデバイスドライバー Intel-BE201-BE200-AX211-Wi-Fi-Controller-Driver-and_DVF8W_WIN64_36.25.3250_A23.EXE
3 .NET Framework 4.8.1 NDP481-Web.exe
4 Dell OS Recovery Tool Dell-OS-Recovery-Tool_WFFJR_WIN64_2.4.2.2193_A00.EXE

サブマシンがある場合は事前準備する必要はなく作業の流れの中で都度ダウンロードすればOKです.

以下,USBメモリーは2本,ubuntu が起動しているサブマシンがある前提で進めます.

A.2. 復元作業手順

A.2.1. BIOS設定

A.2.1. Windows インストールメディアの作成

サブマシンの ubuntu 側で作業します.
この時点では「インストールが必ず失敗するメディア」という不思議なものができあがりますが,そういう仕様だそうです.

Disks で Restore
図A1-1. Disks でUSBメモリーを選択してメニューから Restore を選択
図A1-2. ISOイメージファイルが 6.1 GB なのに対して USB メモリーが 32 GB あるため 「ディスクイメージがコピー先より 25 GB 小さい」という情報がでているけど 気にしなくてよい(コピー先のUSBメモリーのサイズにあわされて あまった部分は空き領域になる).

A.2.2. Windows インストーラー起動

Windows 10 インストーラー起動直後の画面 Shift + [F10] でコマンドプロンプト
図A2-1. Windows 10 インストーラー起動直後の画面 図A2-2. Shift + [F10] でコマンドプロンプトを開いた画面. いくつかコマンドを打ってるのは次のステップのものです.

A.2.3. install.wim を圧縮&コピー

ubuntu サブマシン側に移動

下記手順でインストールメディアのコピーに圧縮済みの install.wim を継ぎ足してあげます.

A.2.4. Windows インストール

XPS 13 Plus 側に移動

図A4-1. install.wim が正しくコピーされていることを確認したのち setup.exe を起動. 図A4-2. 下記の手順で「Install Now」を押したあと上のようなライセンス規約画面 (Applicable notices and license terms) がでれば成功.あとは画面の指示にしたがって適当にインストールするだけ.

初期設定画面がでたあと

A.2.5. 工場出荷状態の復元

ログイン後画面(いわゆる普通に Windows が動いている状態)になったらネットワークを使えるようにします. インターネットに繋がらないとリカバリーツール(Dell OS Recovery Tool)が動きません(リカバリーイメージをインターネット経由でダウンロードするため).

図A5-5. (1) リカバリーイメージのダウンロードとUSBメモリーへの保存が完了して (2) 再起動に進む直前の画面. 「あとは指示にしたがうだけ」とはいったものの,この指示をよく読んで覚えておかないと再起動後に何をしたらいいのかわからなくなります. [F12] を押して (1) で作成した USB メモリーから起動 → Dell SupportAssist OS Recovery という特殊ツールが起動(つづく…)
図A5-6. 前の図の (3) で指示されている REPAIR OR RESET のうち RESET(4つの機能のうち右下の Start Reset)を実行します(今回は完全にまっさらな工場出荷状態にもどしたいので RESET です).
図A5-7. いろいろ長い道のりがあって再起動して Let's connect you to network の画面が起動すれば完成です.ここから先は新しいオーナーさんが実施する手順です.
電源ボタンを押すと画面上部から Shoutdown というメニューが下りてきてシャットダウンできます.

Links

[1] Windows 10 のディスク イメージ (ISO ファイル) のダウンロード
[2] Windows 11 のダウンロード
11でいいよという人はこちら.
[3] DellパソコンでWindowsを再インストールする必要がある場合
Dell OS Recovery Tool のダウンロードページ. このツールでリカバリー用のUSBドライブを作成できる.たいへんよくできていてスムーズに工場出荷状態にもどせる.
[4] SupportAssist OS Recoveryを使用したコンピューターの復元 (2024-01-05)
あらかじめSSDに仕込んであるリカバリー用ソフト.リカバリー領域もおいてあるけど,最近は最新OSイメージをダウンロードして回復する「クラウドリカバリー」という方法が推奨されているらしい.
[5] BIOSConnectを使用したSupportAssist OS Recoveryの起動
上記 SupportAssist OS Recoveryも壊れている(削除されている)場合に使用する.従来のように自分でリカバリーイメージをUSBメモリー等に保存しておく必要はなくなっている. ハードウェア(BIOS)に組み込まれているためSSDの全パーティションを削除しても動作するとても頼もしい機能!のはずだったんですけど,うまく動作せず….
[6] Windows 10のFAT32のISOサイズの問題の解決:Install.wimの分割または抽出
[7] Wim. Arch Linux の wimlib (wimtools) の解説.
[8] DELL - SSD内容をすべて削除してしまった。復活できますか? (2019-01-17)
[9] Windows 10をインストールする (2020-05-20)
[10] DiskPartを使用してブータブルUSBフラッシュ ドライブを作成する方法