FTA分析 (Fault Tree Analysis, FTA)
- 事故・故障の分析手法.
- JIS Z8115:2000
手法適用手順
- 望ましくない事象を Top Event として定義する.
-
Top Event の発生に関与する要因事象を系統的に(=漏れ・重複がないように)列挙する.
系統的な分析にするため,適当な中間事象を配置し,その下に基本事象を列挙する(ツリー状にする)のがよい.
# 「系統的」と「漏れ・重複がない」て同義だっけ… - 基本事象の発生確率を見積もる.
- Top Event と基本事象の因果関係を AND/OR などの論理記号(論理回路のAND/OR素子の絵)で結ぶ.
- 基本事象の確率を AND/OR にしたがって上位にあげていけば Top Event が起こる確率(頻度)がわかる.各中間事象の起こる確率等を比較すれば,どこにどれだけの対策工数をあてるべきかがみえてくる.対策の配分をアンバランスにしてしまう失敗が防げる.
Links
[1] | Wikipedia: フォルトツリー解析 |
[2] | ITmedia: 情報マネジメント用語辞典 FTA, 2009-06-17. |
[3] | FTA解析(故障の木解析)事例解説, 2014-04-17. |
[4] | SPARX: フォルトツリー解析(FTA)図の作成について, 2003-2014. |
[5] | JIS Z 8115:2000 デイペンダビリティ(信頼性)用語 (cache) |
[6] | Wikipedia: 信頼性 |