電子出版も主役は携帯電話?

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電子出版も主役は携帯電話?



土曜日にデジタル パブリッシング フェア2005(東京国際ブックフェア共催)にいってきました.
デジタル パブリッシング(日本語では「電子出版」)というのは,パソコンとかPDA(ポケットPCとかザウルスみたいな手のひらサイズのコンピュータ)などで読めるように,本をデジタルデータで出版することです.なんでパソコンとかPDAで本を読みたいかというと…

  • らくらく持ち運び:ぼくはPocketPCに約70冊の電子書籍をいれてます(パソコンの方にはもっとたくさん).紙だと1冊500グラムとしても35キログラムにもなる量ですが,PocketPCの重さは135グラムですから,文庫本1冊より軽いです.
  • 捨てなくてよい:読書好き(マンガを含む)の人にとってスペースの問題で本(マンガを含む)を始末しなきゃいけなくなったときほど悲しいものはありません.電子書籍だと本棚とかいりませんので,安心です.
  • 以下略

など,いろいろ いいところがあるからなんです.
ブログのタイトルどおり,ちいさいデジタル機器が大好きな私としては,135グラムのPDAの中に図書館1個まるごとつめることも可能な電子書籍に たいへん期待していて,毎年デジタルパブリッシングフェアにかよって最新動向をあさっておるわけです.

今年のテーマは「携帯電話でマンガを読む」

デジタル パブリッシング フェアというのは,電子出版に関連する会社の最新製品・最新サービスがずら~と展示される博覧会です.実は東京国際ブックフェアという本の博覧会の片隅でひっそりやってるのですけど,ぼくの趣味の関係で主従関係が逆転してます(だってブックフェアの方は規模は圧倒的に大きいけど,内容に斬新さがないんだもん…).

で,今年のデジタル パブリッシング フェアのハイライトは,ずばり「携帯電話でマンガを読む」です.去年までも 小規模ながら携帯電話+電子書籍の展示はあったのですが,端末が本格的な読書をするのになじまなかったり,パケット代が気になったりするので,あまり主役になれていなかった感じだったのですけど,今年はセルシス(CELSYS)のブースの携帯電話でマンガを読む展示が はっきりと目立っていました.

携帯電話でマンガを表示している例.いずれも実際にサービス提供中で,みなさんがおもちの携帯電話(au,docomo,vodafoneの3大キャリアの携帯電話)で実際にダウンロードして読むことができます.詳しくはそれぞれのリンクをクリックしてみてください.


コミック シーモア eBookJapan


アニ読メ CELSYS ComicSurfing

上の例はいずれも1コマずつ表示していますが,技術的にはマンガの版面をくずさないようにページ単位で表示することもできるようで,携帯電話にマンガを表示するためのソフトウェア「コミック サーフィン(ComicSurfing)」を提供しているセルシスさん自身のデモ機では次のようにページ単位で表示する例もありました(ただし,現在のところ,このような形式でコンテンツを提供しているサービス会社はないようです).

CELSYS ComicSurfing

セルシスさんは,パソコンでマンガを描くのに よく利用されているコミックスタジオ(ComicStudio)をつくっている会社だけあって,なかなかよく考えられたソフトウェアになっていて,もしかしたら携帯でマンガというスタイルは近いうちに普通になるかもと思えるデキでした.
携帯電話へのマンガの配信は今年の3月に始まったばかりで,まだ認知度も低いですけど,技術的には基盤が整ったという気がします.成否のカギになるのは,みんなが読みたいマンガが配信されるかどうかに尽きるのですけど,マンガ+携帯電話という大きいマーケットをふたつをつなぐという意味で期待は大きいです.

みなさんも携帯でマンガ,一度体験してみてはいかがでしょう.
なお,コンテンツ提供会社の方によると,「このサービスはパケット定額制が普及したことで可能になったもの.定額にしてないと確実にパケ死します」とのことです.あしからず….


おまけ:トップの絵の説明
しかし,携帯電話というのは どうにも画面が小さくて,つらいですね.かといって,画面を大きくすると かさばってしまって「携帯」でなくなるし….目の錯覚か何かをつかって,ほんとは2インチしかない画面を まるで17インチあるかのように錯覚させるような技術ってないものでしょうか.

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一番下の携帯かわいい!こんなの欲しいなー。しかし、今の携帯って説明書ぶあつすぎだじょ・・・。

シンプルでいいですよね.この水色の携帯はauのWIN端末で普通に売ってるものだそうですよ.でも,たぶん説明書はブ厚いですよ.そりゃぁもう,電話機本体の10倍の重さはあるくらいにブ厚いでしょう.☆vodafoneのノキアのこれhttp://www.vodafone.jp/japanese/products/model_3G/v702nk/index.htmlはどう?

どんどん進化するですね、スピードについていけないことは言うまでもないワケです。あれですね、hataiさんの絵を見たときに思いついたのは、演説の時の台にあるレジュメ等を液プロのように映し出すボード(?)のようなものを想像してしまいました。我ながら文章表現が大変下手で賞受賞は間違いなしですが、問題はそのボードを毎日持ち歩くのかというワケでございまして、この話しはなかったことにして頂きたいと思います(`・ω・´)

いや、チョト待ってください、何だかおかしいですよ。液プロのように映し出すんじゃなくて、あれは台の下に液プロのようなものが入っていてボードに映し出しているのか!! あああ!話しはコロコロ変わるわけですが、あれですよ、電車の中がですねカウンターになってるですよ。各イス毎にそのボードがついてるです。あ、何のモニターでもいいのか。それに接続して皆本を見るです! あああ!ちょっと後ろの人見ないでくださいよ、いえ見てないですよ?のケンカになりますので、この話もなかったことにして頂きたいと思います(`・ω・´)

わかりました、もうコレですよ。パワヨガやりながらDVDは見れないといったらSさんがメガネを紹介してくれましたが、それですよ、映像が映るメガネ。マトリックスもビックリであります。

mi104cさん,おはようございます~.最近あまりにも夜のヤフーブログがたいへんなことになっているので朝にアクセスしてるhataiです.「演説のときの…液プロ(液晶プロジェクタ)のように映し出すボード」ていうのは「プロンプター」ていうんですよ.文章表現だいじょうぶですよ~ちゃんと伝わりました.そうですね画面を直接見るのではなくて,発想を転換してプロジェクタで電車の天井に投影するとかして拡大すれば大きな画面で見れますね.いいアイデアかも.ただ,天井の取り合いになるかも?

Sさんご紹介のメガネは コレ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/11/news055.html ですね.そういえば特選街とかトレタマとかで紹介されてました.おお,たしかにこれは ぼくのイメージに近いかも.だけど見た目がサイバーすぎて怪しさ爆発?みたいな?

おもしろい記事ですね。転載許可しているので転載させてもらいます。

ようやく最近は重くなくなってきましたね!おお、プロンプターと言うですか、ヘリコプターとプリンが合体したような感じで、とっても美味しそうですね(`・ω・´) 普段持ち歩くもので代用できればそれが一番いいワケで、実は靴の裏がモニターになってます靴とか、無理難題が山積み♪という感じでございます。全員サイバーになれば、問題無しでしよhataiさん!

ウキウキさん,はじめまして.ウキウキさんのところは,すごい人気ブログなのですね.転載していただけるなんて光栄です(≠信長の野望).☆実はこのブログ もともとはモバイルなデジタル小物をご紹介するはずのものでして(タイトルもそういう意味でして…みなさん気づいてました?)今後も本来意図をたまには思い出して記事を書こうとおもいますので,よろしくおねがいします.

mi104cさん,重くないのは朝8時半だからでは?☆服が有機ELフィルム(薄型ディスプレイの一種)でできていて その瞬間瞬間の気分に合わせて自由に色とか模様とか変えられるとかいいかも.突然スーツが必要になってもスーツの画像を映しておけばいいし.☆まぁ,10年前くらいだとケータイでメールしてるとサイバーでしたからね.みんながやればサイバーじゃなくなるのはホントと思います.

いえそれがですねhataiさん、夜も前よりは軽くなたですよ。いつまでこの状態が続くのかは神のみが知るという感じではありますが。ハッハ

ほお,そうなんですか>mi104cさん.ぼくはわざわざ朝書き込みに切り替えたのに….そういうことならまた深夜書き込みにもどろうかなぁ.やっぱり深夜のほうが みなさんが新しい記事を投稿した後すぐにコメントできるから調子が出やすいんですよね.

hataiさん、快適になったという言葉は撤回したいと思う感じで今日は重いです(`・ω・´)

あらら,やっぱり? 以前どこかで見た情報によるとYahoo!ブログってシステムが自前ではなくて,NAVER(けっこう人気のあるブログサイト)をベースにして開発してるらしいので,急にはよくできないですよね.しかし,Yahoo!もブログに関しては後発でウカウカしてられないわけで,きっと近いうちに改善してくれると期待しましょう.

遅ればせながらですが、私が思うにコレ http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0505/11/news055.htmlを携帯に内蔵するですよ。 そして使うときには昔ながらの視力検査の如く携帯を目に当てて見るですよ。 カメラも別途持ち歩くことも無く、ケーブルも邪魔にならず、使うまでの準備も無く使用出来て完璧です。(^^)V 怪しいことに変わりはありませんが…

Sさん,こんにちは.うちのブログは更新頻度低いので遅れてないですよ~(涙).☆この製品とてもよいアイデアですよね.かなり理想に近いと思います.これを携帯に内蔵して携帯を直接目にあてて見るとは,またずいぶんと大胆なアイデアですね.それでも みんながやればやっぱり日常風景になるもんでしょうか.そこ(心理的な壁)さえクリアできれば,大ヒット間違いなしですね.今のうちに特許とっておきましょう>Sさん.

このITmediaの記事のタイトル“どこでも眼鏡テレビっ子”を見て,“どこでもテレビめがねっ娘”の方がいいと思ったのは ぼくだけでありますか? 製品のキャッチコピーにする際は,ぜひ“どこでもテレビめがねっ娘”の方を採用してほしいであります>スカラ・有沢製作所殿

Sさんだ!!もうこうなったら眼球に内蔵するですよ!!第一号はhataiさんか、Sさんで御願いしたいと思います(`・ω・´)>

痛そうなんで遠慮しときます…でも,本当に「見る」んじゃなくて 見てないのに「見える」にするのはいいアイデアと思いますよ.例えば両耳にインナーイヤホンをつけてそこから不思議電波を発生させると直接脳に作用して映像が見えたり音が聞こえたりする(気がする)とかはナイスアイデアかなぁと思います.お手軽だし.