8086のレジスタ構成

レジスタ 説明
汎用レジスタ
AX アキュムレータ レジスタ
BX ベース レジスタ
CX カウンタ レジスタ
DX データ レジスタ
インデックスレジスタ
SI ソース インデックス インデックスレジスタは汎用にも使えるが,設計者の意図としてはポインタ的な使い方を指向している. 命令群もSIレジスタのさしているアドレス位置のデータをAXレジスタに転送するというような感じに設計されている.
DI デスティネーション インデックス
特殊レジスタ
BP ベース ポインタ アドレスを格納するため,ポインタと呼んでいる.
SP スタック ポインタ
IP インストラクション ポインタ
セグメントレジスタ群
CS コード セグメント 現在は不要な知識.
DS データ セグメント
ES エクストラ セグメント
SS スタック セグメント

フラグレジスタ

OF 11,DF 10,IF 9,TF 8,SF 7,ZF 6,AF 4,PF 2,CF 1

Bit REG 意味
11 OF オーバーフローフラグ.符号付演算で桁あふれが発生した場合にセットされる.
10 DF ディレクションフラグ.ストリング操作命令においてポインタの増減方向を示す.
09 IF インタラプト・イネーブルフラグ.このフラグをクリアすると外部割込みを受け付けなくなる.
08 TF トラップフラグ.デバッガなどでシングルステップ実行するときにセットするフラグ.
07 SF サインフラグ.演算結果の符合をあらわす.演算結果が負になった場合にセットされ,正になった場合にクリアされる.
06 ZF ゼロフラグ.演算結果がゼロの場合にセットされる.
04 AF 補助キャリーフラグ.BCD演算で使われるキャリーフラグ(詳細については別途調べてね).
02 PF パリティフラグ. 演算結果の各ビットについて,1となるビットが偶数のときはセットされ,奇数のときはクリアされる. つまり,演算結果の各ビットの1の数とPFを足すと必ず奇数になるようになっている. パリティチェックの常套手段.
01 CF キャリーフラグ.演算の結果,桁上がりが生じた場合にセットされる.

はたいたかし
May 5, 2006.
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