ja_JP.eucJP
のようなロケールの書き方についての解説
※この文書はRFC 1766(1995年03月)をもとにしています. このRFCはRFC 3066(2001年01月)およびRFC 3282(2002年03月)により更新されています.最新情報については,これらの文書を参照してください.
※localeは,もともとフランス語で,場所,(小説・劇などの)場面,舞台のこと.
言語名コードと国・地域名コードを組み合わせて,特定の地理的・国家的・文化的地域を表したものをロケールと呼んでいる.
<Language-Tag> ::= <Primary-tag> *( "-" <Subtag> )
Primary-tag
i
…ISO 639にリストアップされていない言語x
…私的利用表記例 | 意味 |
---|---|
ja-JP
| 日本で使われている日本語 |
i-cherokee
| ISO 639で規定されていない言語で,チェロキー族が使用している言語 |
x-klingon
| スタートレックにでてくるクリンゴン文字 |
言語名は小文字,国・地域名は大文字で表記することを推奨している(義務づけてはいない;実際,大文字・小文字に依存しない).
RFC 1766では,ja-JP
のように区切り記号はハイフン(-
)が正しいことになっているが,UNIXやJavaではja_JP
のようにアンダースコア(_
)で区切って表記している.いきおい世の中的にはアンダースコアで区切ることが多いという状態になってしまっている.
日本語の場合,日本だけで使用しているイメージなので,わざわざja_JP
とする意味がわかりにくいが,例えば英語を考えてみると多くの国で使われているため,en-GB
(イギリス),en-US
(アメリカ)の切り替えがきかないとまずいことが容易に理解できる.国・地域名を省略して,言語名だけでen
のように表すこともできる.