(望遠鏡みたいに)伸び縮みする
本来は「テレスコープ」つまり「望遠鏡」からきていて, 望遠鏡が伸び縮みするようすから, 伸縮自在という意味になったみたい. もちろん「望遠鏡の」という意味もあるけど, 一般生活では望遠鏡って,そんなに話題にのぼるようなものではないので, テレスコーピックときたら,ほぼ間違いなく「伸び縮みする何か」をさしていいると思っていい. ほうきの柄(ロッド)が伸び縮みするようになっているような場合に,“Telescopic”と書かれている.
テレスコーピックのほかに,テレスコーピング○○(telescoping ...)という言い方もするようだ.
Lisle Telescoping pick-up tool |
折り畳み傘は,伸び縮みする機構がついているけど,テレスコーピックというのは大げさで 単にコンパクト アンブレラ(compact umbrella)という言い方が普通だと思う. 英和辞典(たとえば研究社 新和英辞典 5版)なんかだと“folding umbrella”とか“collapsible umbrella”なんて英訳例がでてたりするけど,ほんとかなぁ…. フォールディング(folding)はナイフとかみたいな二つ折りにするようなたたみ方のときに使うことが多い気がするし, コラプス(collapse)はパソコン用語としてはよく使っている(フォルダをたたむという意味でよく使ってる)けど, 傘とかにコラプスて使うんだろうか. Oxfordの定義を見てもおかしい気がするのだけども….
単語 | 意味 |
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fold | 折り曲げる. フォールディング(folding)という形容詞で使って,平らになるように折り曲げられる・折りたためること. フォールディング ナイフとかフォールディング チェアとかいったりする. |
collapse | /コラプス/ 建物などが突然崩れ落ちること.人がケガをして倒れること. |
shrink | 縮む. |
elastic | 弾性の(ゴムみたいな弾性のある). |