turbine

/ターァバイン,ターァバイン,ターァビン/

辞書の発音をみると“タービン”でも何とか通じそうだけど, サイエンス チャネルの司会のお兄さんは ターァバインと発音していて,タービンとは似ても似つかぬ発音. 気をつけておかないとタービンのことだってわからないかも.

いわゆる“タービン”のことなんだけど, 回転する原動機・発電機なら何でもタービンになるらしく, 風車(windmill)も発電用はタービン(wind turbine)と呼ぶみたい. windmillのミルは,コーヒーミルとかのミルのことで, 粉末にする装置のことなので,発電用の風車は英語的にはウィンドミルと呼ぶとおかしい感じがするのでしょう. つまり英語圏の人たちは,風車みたいな形のものに名前をつけているわけではなくて, 何をするものなのか,という観点で名前をつけているんですね. 粉をひくための装置で,それが風力で動いているから,ウィンド ミルと呼んでいるわけです. 手回しの粉ひき器ならハンド ミル,風で動く粉ひき器ならウィンド ミル. うん,わかった感じ. 同様に,タービンも, ガスで動くタービンは ガス タービン, 風で動くタービンは ウィンド タービン. うわっ,すごくわかりやすい.

まぁ,そうはいっても,ウィンドミルっていったら,必ず粉をひいているのかというとそうでもなくて, 昔のウィンドミルでも水をくみあげるためのものもあるから, やっぱりなんとなくあいまいかも. まぁ,“語源は粉ひく装置だよ”くらいに理解しておくのがよいでしょう.

関連語

単語 意味
windmill 風車.
fan 扇,うちわ. ファンで風を送るっていう動詞としても使える.
fin /フィン/ 日本語では薄っぺらいファンのことをフィンと呼んだりするけど, もともとは魚とかのヒレのこと. だから,潜水艦の後ろについてる舵とか,飛行機の垂直尾翼とかをフィンと呼びます. これらは薄っぺらいというよりは,役割がヒレと同じだからだと思われます. 泳ぐときに足につけるヒレをフィンと呼ぶのはぴったりな感じですね.
wing 翼.
pinwheel /ピン ウィール/ かざぐるま. アメリカではピン ウィール(日本語なまりだとホイール),イギリスではウィンドミルと呼ぶみたい. 英語では車輪とか風車とかみたいに,くるくる回る輪っかっぽいものはみんなホイールと呼んでいます. ピン ホイールのピンがなぜピンなのかだけど, 風車はくるくる回りはするものの,円環(リング)状ではないですよね. それで,針(ピン)状のホイールだということでピン ホイールということになったみたい. しかし,ピンというほど細くはないようにも思いますけど.
ついでにホイールについて. 日本語では車のハンドルっていいますけど, 英語ではステアリング ホイールですよね. 操舵するための輪だから,ステアリング ホイール. 日本でハンドルになってしまったのは,操作するとかいう意味が誤解されて伝わってきたためと思われます. 自転車やオートバイ(モーターサイクル)のハンドルはハンドル バー(humdle-bar)でOKですけど.
vortex うず,うずまき.

はたいたかし
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