imation Flash Wristband評価レポート

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一部の方の間で話題騒然だった(?) imation Flash Wristbandが(アメリカで)発売になりました. リアル店舗の方ではまだ見かけていませんけど(というか調べてませんけども), Amazon.comは在庫を十分もっているようす (Amazon.comでimation Flash Wristbandを見てみる).

といわけで,5月12日に現物を入手できましたので,さっそくimation Flash Wristbandの評価レポートをいっときますー.

まとめ(って,いきなり?^_^;)

写真1:ループの形が今ひとつ
写真2:大きさ比較

買わないほうがよさそう.

何でも無骨になりがちなPC周辺機器, なんとかオシャレにUSBメモリを持ち歩ける方法はないかっていう難しい課題に 挑戦してくださったimationの皆さまの心意気意は評価したいですけど, 今のところ製品のデキは今ひとつといった感じです. 着想はとてもよいと思っているので,改良版に期待したいところです.

以下,問題点要約.

  • ループの大きさが大きすぎる上に,ループの形がきれいな楕円形ではないため(写真1の形状参照), 実際に腕につけてみると,あまりファッショナブルな印象になりません(腕でなく,カバンとかならまぁまぁかも). 最近流行のシリコン製のリストバンド(例えばホワイトバンドとか,以下シリコンバンド)と比べるとあまりにも野暮ったい感じです.
  • 腕につけるのにたいへんな苦労します. USBコネクタ部分をもう一方の端の穴に差し込むことで腕にとりつけるようになっているんですけど(写真2), 素材がシリコンラバーですべりが悪く,USBコネクタが14mmもあるので,かなりまどろっこしいです. たぶんこの点が一番問題になったかも.

以下,詳細.

大きすぎる

まずは,大きさについてですが,明らかに大きすぎます. ぼくは身長170cm(ほぼ日本人男性の平均身長)なのですけど,軽く2cmはあまる感じです. それでも形がきれいな楕円とかだったら,なんとかガマンできるかな,と思ったんですけど,不自然な形なので あまりきれいに見えません.

素材はある程度やわらかいですけど,ループが大きすぎるので腕につけても基本的にこの形を維持してしまいます. 普通のファッション用のシリコンバンドとちがって厚みが相当にあるので,柔軟さにも問題があるように思います.

具体的な寸法の話なんですけど,ぼくの場合,手首のまわりが170~177mmなんですね (ヒモなどで腕のまわりにフワっとループをつくってその長さを測る方法で測っています). ふだん使っている時計の革ベルトの長さを測ってみると185mmくらいでした. つまり遊びは10mm程度あれば十分なようなんです. 10mmというのは腕まわりの約6%ということになります. 時計の革ベルトはいんなサイズにできるので,ためしに約11%にあたる195mmにしてつけてみましたが, これは時計としては かなりゆるい感じですが,軽いシリコンバンドならOKと思いました. つまり遊びの許容範囲は10%程度までという結論です.

で,imation Flash Wristbandのループの長さは210mmですから, ぼくにとっては遊びが30mm以上(20%以上)もある状態で,あきらかにブカブカです. 遊びの許容範囲は10%程度までという仮定が正しいとすると, このバンドが似合うには2メートル以上の身長が必要になり, これが似合う人はあまり多くないことになります.

参考までに,NIKE製のシリコンバンドLIVESTRONGの長さは, 大人用と書いてある長い方が202mm,子供用と書いてある短い方が180mmだそうです(たぶん女性は子供用になる). また,Ronaldinho Silicone Bandsは約190mmになっています. ここから推測すると,1種類でフリーサイズにするときは190mm,2サイズ用意するときは200mmと180mmにするというのが慣習かもしれません. いずれにしても210mmはすごく長いのは間違いなさそうです.

手首まわりとバンドの長さ
場所 長さ
(B)手首まわり(最大) 170~177mm
時計のバンド 185mm
imation Flash Wristband 220mm
NIKE LIVESTRONG 大人用 202mm
NIKE LIVESTRONG 子供用 180mm
Ronaldinho Silicone Bands 190mm

腕につけるのがタイヘン

腕への取り付けがタイヘンな理由のひとつは明らかで, バンドの素材がシリコンゴムになっていることです. シリコンゴムはすべりが悪いですから,USBコネクタをムニュ~と押し込む感じになります. 両手なら簡単ですけど,右手で左手の手首につけるとなると話しは別で,けっこうな器用さが要求されます.

USBコネクタを差し込むスロット部分を硬質にするとかコーティングをするなどの方法で すべりはよくできるでしょうけど,今度は簡単に外れて落ちてしまうという問題がでてきそうで悩ましいそうです.

また,前節でバンドの長さが210mmで長すぎると説明したのですけど, この長さになっているのは,腕へのとりつけがタイヘンというのとも関係していそうです. というのが,USBコネクタ部分の長さが14mm+メモリ本体が入っているなどの理由で曲がらなくなっている部分が合計60mm以上あるのですけど, ここをうまく取り回しできるようにするにはピッタリの長さになっていてはいけないんです. というのが,腕につけるにはUSBコネクタを逆の端のスロット(穴)にまっすぐに差し込まなければならないわけですけど, USBコネクタとスロットはバンドが形成する楕円の接線方向に向いてしまうので, ループの半径が小さくなれば小さくなるほどUSBコネクタとスロットの方向を調節する余地がなくなってしまい, 差し込みが難しくなるからです.

なので,手首のまわりが175mm程度の ぼくにとっては, 210mmというのは一見ずいぶん余裕がある数字に思えますけど(実際腕につけ終わってしまえば余裕ありすぎですけど), 腕につける作業は意外に容易じゃなかったりします.

普通のスティック状のUSBメモリじゃダメですか?

ところで,普通のスティック状のUSBメモリをポケットにいれてる人や, キーホルダーや携帯電話のストラップにつけている人は当然いて, USBメモリをいつでも持っている状態にするという意味では, このような今までのやり方で十分だと思います. 単に“持ち歩き便利”ていうだけだと,たぶん PQI Intelligent Stickには誰も勝てないでしょう.

ということは,わざわざリストバンドにする理由は やっぱりファッションの一部でしょ?ていうことになるんだと思います. その意味で,もっとファッショナブルさにこだわらないといけなかったんだと思います.

意外に安い? そこそこ健闘するかも

と,まぁ,ここまでかなり辛口なんですけど, ぼくの予想だと実は けっこう売れるんじゃないかと思ってたりするんですよね. というのが,この製品,バンドの形になってるというだけで高くなるのかと思いきや, 値段はむしろ安い感じなんです(下表:価格の比較参照).

製造技術についての知識がないので,詳細はわからないのですけど, プラスチックやアルミの筐体より シリコン成型の方が安くできるのかもしれません(で,他のメーカーがシリコン成型にしないのは放熱を気にしてるから?)

価格の比較
メーカー品名容量価格
imationFlash Wristband256MB 25.99ドル=2,860円
バッファローRUF-C256ML/U2256MB 2,980円
I-O DATATB-B256256MB 2,980円
  • imation Flash Wristbandの価格は,アメリカのAmazon.comの販売価格です.1ドル110円換算で換算してます. その他はヨドバシカメラ(yodobashi.com)の価格です.
  • USBメモリの値段は中に入ってるメモリのスピードでものすごく大きく変化するので 値段を単純に比較するのはよろしくないように思うのですけど, これらはほぼ同じスピードのメモリを使っていると思います.
  • ただし,現在のところimation Flash Wristbandは256MBの製品しかないため, 1GBや2GBのものと比べると容量単価はかなり高くなります. 標準的な2GBのUSBメモリは19,800円くらいなので容量単価は1.5倍です.

製品の着想がいいので,“ちょっといいかも”と思わせる魅力はあって, “ちょっと買ってみようかな”と思って変える値段になってるように思うんですよね. 新発売する製品としては容量が少なすぎる256MBになっているのは そういう狙いもあったように思われます. シリコンバンドに似せた形にするというコンセプトからいっても狙いは若い人になると思うんですけど, 例えば512MBにして5,000円となると高校生や中学生は衝動買いできない域に入ってしまう気がします. そういう意味で3,000円以下になる256MBで様子を見るというのはウマイ気がします.

先に説明した,大きすぎる(ループが長すぎる)とか,つけにくいというような問題は買ったあとにわかる問題なわけで, 衝動買いするには高すぎるなどの買う時点でわかる問題とは違うと思うんです. なので,とりあえず買ってみようという気持ちを妨げる要因にはならないのではないかと予想します.

ただ,このFlash Wristbandをかっこよく腕につけてる人を見つけるのは難しいのも間違いなさそうなので, 人がつけているのを見て自分もっていう感じにはならなさそうなので,ヒット商品というところまでは いけそうにないと思います.

コメント(2)

うわ~~~~!!!!!!
買ったのでありますね!(`・ω・´) レポおつカレー様でありました。ああ、つけるのに苦労するというのは考えていませんでしたよ。それは大きいかもしれませんです。やぱりサイズが大きいでありますか。取り合えず、私の手首には肉がないようでありますので、サイズは小さい方がいいでありますね。

そうなんですよ,たぶんミィさんだと首輪にできるくらいの大きさなんジャマイカと思うくらい大きいです.

あと,ゴムの臭いがけっこういやな感じなんですけど,他のシリコンバンドもこんなものなんですかね.あるいはこの製品はゴムの量が多いか質が悪いか別の原因で他の製品よりも臭いがきついのかもしれませんけど.

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この記事について

このページは、Takashi Hataiが2006年5月13日 18:27に書いた記事です。

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