schema

• もともと図や図式，計画のことをさす語（ギリシャ語が語源）．経済用語で「財政再建スキーム」などといったりするときの schema は「計画」「手順」の意味．
• プログラミング手法の用語：論理構造や物理構造を定めた仕様
• DB用語：データベースの構造のことをさす語。
  データベースには，構造の違いにより次のような種類があるが，このようなデータ管理方法のことを概念スキーマと呼ぶ．
  • リレーショナル データベース（RDB）
  • カード型データベース
  • ネットワーク型データベース

内部スキーマ

次のような用法でもschemaという語を用いる． この用法では上記の 概念スキーマ と区別するため 内部スキーマ と呼ぶ場合もある．

• RDB：テーブルの設計仕様[2]
  • 各項目の型やサイズ
  • 主キーを何にするか
  • 他のテーブルとの関連付け
• ネットワーク型データベース[2]
  • レコード設計
• COBOL
  • data division内のデータ定義[3]

具体的な用法として Oracle ではどういう使い方をしているかというと…

• 言い換えると「schema とはデータベースを用途に応じて分割した単位」
  • 1つのデータベースで「人事schema」「営業schema」をつくって管理できる
  • サーバ集約，データ管理の一元化が可能になる
• これらのオブジェクトは schema という単位でひとまとめにして扱われる
  • オブジェクトとは：｛表，インデックス，ストアド プロシージャ｝
  • ほかにもあるけど，この3つが3大要素（ほかというのは具体的には｛ビュー，シノニム，ユーザー権限｝など）
• schema はユーザーごとにつくられる
• ある schema のユーザーは許可なく他の schema のオブジェクトにはアクセスできない

その他参考になる用法

• schema は一般にデータ辞書に格納される
• schema はテキストによるデータベース言語のデータ定義言語（DDL）で定義される
• グラフィカルにデータベース構造を表現したものを schema と呼ぶことも多い

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