ダイヤモンド・プリンセス号の感染状況

• 感染率は 21%
• 感染者のうち半分は無症状（51%）
• 最終的な感染者数は 705 人，うち死亡は 6 人 = 死亡率 0.8 %（3月1日時点）．
  • 最初の死亡者は2月20日に発生．
  • 国内死亡例の2例目（男性87歳），3例目（女性84歳）．
    # 参考　国内死亡例の1例目は2月13日 神奈川県の女性80代[6]．日本国籍，海外渡航歴なし．

経過

• 国立感染症研究所のレポート[7]は，最初の感染者と見られる香港で下船した乗客について，咳がではじめた日付を1月19日から1月23日に「訂正」している（3月4日訂正）．ダイアモンド プリンセス号がクルーズに出発したのは1月20日なので，咳がではじめたのが乗船前の19日なのか乗船後の23日なのかは核心的に重要な事項なのだが，こういった あまりにも重要すぎる情報が事後（3月1日に全乗員乗客が下船したあと）に書き換わるあたりに問題を感じる．
  • 誰が何を間違えて乗船前後が錯誤したのかは不明．おそらく欺瞞というか，大人な事情が影響しているのだと思われる．
  • 訂正が遅れすぎな上にひっそり書き換わったため，ほとんどの報道は「乗船前から咳」となっている（例えば文藝春秋[9]など3月10日付けのレポートだが「乗船前から咳」のままになっている）．
• 乗客の約半分は日本人．残りは55の国と地域[8]．

ダイヤモンド プリンセス 諸元

• プリンセス・クルーズ社による正式な日本語表記は「ダイヤモンド・プリンセス」，アルファベット表記は「DIAMOND PRINCESS」．国立感染症研究所のレポートなど一部で「ダイアモンド プリンセス」等のゆらぎ表記があるため，このページでも混ざっています．すみません (^_^;)
• 1〜18デッキまであるが第13デッキがないため17階建て[30]．

寄港地

• ※1 正確な記事が見つからなかったが下記4点から Kai Tak を使用したと推定．
  1. 2013年にオープンした最新の豪華客船向けターミナル
  2. 他の回のDP号クルーズに参加した複数の乗客がレビュー等で Kai Tak を報告している
  3. 同時期（02/05〜19）に香港で検疫のため足止めされていたクルーズ船「ワールドドリーム号」が Kai Tak を使用
  4. その後 閉鎖されたターミナルが Kai Tak 以外では「海運大厦」（Ocean Terminal）しかなく，Ocean が古く規模も小さく豪華客船が使用するには不自然

参考文献