/キャリバー/ 銃の口径．
本来は，人の能力や知識などを意味する語で，暗にその能力が非常に高いことを示唆する語らしい． 銃の威力は概ね口径に依存するので，銃の口径のことをキャリバーと呼ぶようになったのだと思われる．
/エクスキャリバー/ アーサー王の魔法の剣． いろんな魔力が宿っていると思われていて，イギリス（正確にはグレート ブリテン）の王であることの象徴になっている剣． 日本の草薙の剣とよく似ている感じ． アーサー王のエクスカリバーの話はいろいろなバリエーションがあるらしく，有名な2つのバージョンは， (1)本当の王以外の誰にも抜くことができない石に刺さってた剣をアーサーだけが抜くことができたとする“Sword in the Stone”系の伝説と， (2)アーサー王が池の女神からもらったとする“Lady of the Lake”系の伝説． 後者によると，エクスカリバーとは“Cut-steel”という意味なんだそうで，“斬鉄剣”みたいな感じの名前ということになる． （参考：Wikipedia Excalibur）
で，caliberとExcaliburの関係は……関係ないのかな．
口径を測る．
はかりなどの目盛りを調整する． 例えば薬の重さを測るときに薬包紙を使うのだけど，薬包紙の重さぶん測定が不正確になるのを避けるために， 先にはかり皿の上に薬包紙だけを乗せておいて0点調整をすることがあるけど，そういう調整のことをキャリブレーションという． また，異なる情報源から得たデータを比較するときに， 測定方法の違いなどから生じる差異を調整しなければならないことがあるけど， そういう調整のことをキャリブレーションというらしい． 原点調整みたいな感じの意味だ．
スキャナやプリンタを調整（微調整）することを意味する“キャリブレーション”のキャリブレート． この意味ではアジャスト（adjust）がもっとも使いやすい語．
/キャリブレーション/ 正確に測定すること． 銃砲の口径を測定すること． スキャナやプリンタなどのキャリブレーションは， おそらく無線機やラジオの聞こえを調節するためにダイアルを微調整する意味のキャリブレーションからきている．
目盛り． 目盛りの意味では単にマーク（mark/marks）が使いやすい語．
| 単語 | 意味 |
|---|---|
| barrel | バレル |