RIP (Routing Information Protocol)
最も古いルーティング プロトコルで,非常にシンプルで運用の手間がかからないため,現在でも最も普及している.
- metric(ルーターのホップ数)が最も小さい経路を最適とする.
- metric の最大値は15.16以上は到達不可能と判定する.
- 隣接するネットワークに30秒ごと,または,トポロジーが変化した際に routing-update message (routing update) をブロードキャストする(この30秒ごとに更新メッセージをおくる動作を regular update と呼ぶ).また,隣接するネットワークからも30秒ごとに routing update を受信する. routing update を送ってきたルーターを next hop とする.
- あるルーターからの regular update が180秒(3分,regular update で6回分)以上とぎれると,その経路に障害が発生したとみなして別経路にパケットを流すようになっている.
- 同時に応答しなくなったネットワークの経路情報の metric を 16(到達不可能)にセットして,隣接するルーター群に通知する.
- さらに120秒(2分)経過すると,ルーティング テーブルから当該エントリーを完全に削除する.
- 経路情報のループを回避するための手法に,split horizon,holddown mechanism がある.
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はたいたかし
http://exlight.net/
2014-07-22