スターバックスは意外と安い？

各社コーヒーカップの容量は以下のとおり．

ベンダー	サイズ表記	[fl oz]	容量[mL]	価格[円]	価格/容量[円/mL]
標準的なカップのサイズ	S		180
	M		210
	L		320
スターバックス	Short	8	240	300	1.25
	Tall	12	350	340	0.97
	Grande	16	470	380	0.81
	Venti	20	590	420	0.71
ドトール コーヒー	S		150	200	1.33
	M		200	250	1.25
	L		260	300	1.15
マクドナルド	S		175	120	0.69
	M		300	220	0.73
TOVEN自販機[3]のモカ	標準		200	180	0.90
	Big		300	230	0.77

※マクドナルドだけグラム表示だったが，基本的に水の重量・体積のはずなので 1[g] = 1[mL] 換算で mL 表示にそろえた．

Tips

• スターバックスのレギュラーコーヒーの価格は，容量を勘案すれば安い(Fig 2)．
  • 純粋にコーヒーの値段としてとらえるとドトール コーヒーより安い場合が多い．
    安いカフェのイメージがあるドトール コーヒーでも 1.25 〜 1.33 円/mL と 1.0 を上回っているのに，スターバックスは tall 以上は 0.71 〜 0.97 円/mL と 1.0 を下回っている．最大サイズの Venti にいたってはカップ式の自動販売機[3]の価格より安い．
  • ただ，レギュラーコーヒーで Venti サイズ（590 mL）は あきらかに過剰．ラテなどの「コーヒー風味の飲料」であれば Venti サイズでも問題ないが価格も相応に上昇する．
• スターバックスは足切りラインが高い．
  • 最低価格商品の価格設定が高い（Fig 1）．
    スターバックス 240円 vs ドトール コーヒー 200円．
  • コーヒーは二の次で，最低価格商品を注文して長時間滞在したいユーザーには高いイメージになる．つまり，場所代と考えると高い．
• スターバックスとドトール コーヒーは ターゲットにする価格帯で絶妙に棲み分けている．
  ドトールコーヒーの最大サイズのLサイズ300円が，スターバックスの最小サイズと ほぼ同じ容量・価格になっており，300円を挟んで下がドトール コーヒー，上がスターバックスになってる（Fig. 1）．

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