サメはサメ肌だけどエイはエイ肌だって知ってました?

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ボストンでいったニューイングランド水族館ちっちゃいマンタ(実はマンタではなくてウシバナ トビエイ)を見てからというもの,エイがとっても気になってます.というわけで,今度はロングビーチ水族館(Long Beach Aquarium of the Pacific)にいってきました(実は2月20日にいったんですけど,ムービーを撮りすぎちゃって整理するのに時間かかって今ごろ^_^;).

ロングビーチ水族館はロサンゼルス地区で一番大きい水族館なので,当然ながらとても充実した内容なのですけど,一番の注目はシャーク ラグーン(「サメの浅瀬」みたいな意味)という野外にあるアトラクション?です.
このシャーク ラグーンは底に手が届くくらいの ものすごく浅い塩水の池になっていて,その中に餌付けされた小さいサメとかエイが泳いでいます.上手に餌付けがしてあるので,お客が水の中に手を入れるとエサをくれるのだと勘違いしてサメやエイがよってきます.で,よってきたところを,サメやエイにさわってみましょうというアトラクションになっているんです.


で,ぼくも待望の ちっちゃいマンタにさわってみました.…サメはサメ肌なんですけど,エイはエイ肌だったんですね! 見た目どおりのかわいい触感でしたよ~.どんな感触かは秘密にしておきますので,みなさんロングビーチ水族館にいって確かめてくださいねー.
サメ肌ていうのも,予想していたのとは だいぶ違っていました.よく考えてみればあたりまえなのですけど,サメ肌には向きがあるんです.頭の方からシッポの方に向かってさわるとサメ肌じゃありません.サメ肌どころか むしろ つるんとしてて なめらかです.逆向きにさわると いわゆるサメ肌なんですけど,それも たいへんキメが細かいのでイメージとはだいぶ違っています.あと,サメ肌て硬いイメージがあったんだけど,実際には体がプニプニで柔らかいのでジェルパッドみたいなものをさわってる感じでした.普通の魚(タイとか)だと体が硬いウロコで覆われていて,さわった感触も硬いのですけど,サメは意外にも ものすごく柔らかいんです.

あ,当然ですけど,シャーク ラグーンにいるサメは人を襲わない種類の小さいサメ(エビとか貝とかを食べるサメ)だけです(人間を襲う種類のサメはとなりの水槽にいますけど,当然手は入れられません.見るだけです).エイもシッポの部分にあるトゲとか危ないものはとってあるので安心です.


そのほか,ロングビーチ水族館には各種熱帯魚,タツノオトシゴ,クラゲ,アシカ,ラッコや珍しい魚いろいろなど たくさんいるんですけど,省略(^_^;) 写真ちょっとだけ上げときます.





おまけ
  • ロングビーチというのは,もともとはビーチの名前だったんでしょうけど,今は市の名前にもなっていて,ロングビーチ市にあるロングビーチです.ロングビーチ市はロサンゼルス郡で2番目に人口の多い市です.
  • ロングビーチ水族館は,ホンダがスポンサーになっていますので,あちこちにホンダのマークがあったりします.あと,シロナガスクジラの紹介をするときに,「シロナガスクジラの心臓の大きさはホンダ シビックと同じくらいの大きさです」みたいな話をしたりします.
  • アメリカで最大の規模ていわれているモンテレー湾水族館(Monterey Bay Aquarium)にもいってみようと計画中.
過去記事

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あのでっかいマンタに出会いたいと憧れています^^ でも小さいエイもかわいいでしょうね。水槽の中の色とりどりの魚もきれいで観ていて楽しいですね♪

マンタも見てみたいですね.っていうことで,モンテレー水族館(全米最大とのウワサ)に行こうとしていたんですけど,なんとマンタがいるのは日本の「沖縄美ら海水族館」だけ?みたい.なんとサニーさん,お近くですよー(って,近くはないか…) ぼくも日本にもどったあと いってみたいと思います.

沖縄美ら海水族館はこちら→ http://www.kaiyouhaku.com/ 英語で検索しても沖縄美ら海水族館の英語版のWebページがヒットします.モンテレーもヒットするんだけど,マンタのおもちゃの販売ページがヒットしてるだけで,モンテレーには本物はいないみたい….

おお~ちっちゃいマンタがオナカマンタンにしたくて寄って来ているのですね。っていうかこんなになつく物なんですね~初めて見ました。鮫肌というか鮫皮?はわさびをおろすのに使うそうなのでけっこうじゃりじゃりしているイメージがあったのですが(猫の舌みたいな?)ぷよぷよとは意外でした。

でしょ,ぼくもサメ肌というとあのヤスリというかサンドペーパーみたいなものを想像していてゴワゴワ硬いイメージだったんですけど,あれって乾かして乾燥させてるからみたいなんです.あとエイはエイ肌で,サメとは似ていません.エイはサメの仲間だからねーとか思ってると,あまりにも意外な感触なので,目からウロコが落ちますよ(サメやエイにはウロコはありませんけども).

ウワワ、顔出してるでありますよ。何だかこういう光景は見たことがないので変な感じであります(`・ω・´)

でしょ? ちっちゃいマンタやサメはペットにしたらきっと楽しいです. ニューイングランド水族館の記事でも書いたんですけど, ウシバナ トビエイは見た目もかわいいし,ほんとに遊び好きで,見てて飽きないです.魚というよりはネコとかに近いイメージの いたずらっ子っぽい印象で楽しいです.

なるほど~、どうやら「鮫肌」と、実際のサメ肌は、ずいぶん違うみたいですね。「鮫肌」の語源は、イメージから来てるんですかね。こってりは頑張って、人食いザメの水槽に手を突っ込んでみようと思います(笑)

サメ肌なのは確かなんですけど,生きてるうちは しなやかだし,皮の下にあるお肉の部分がプヨとしているので,イメージが違う感じです. たぶん乾燥させると例のソバ屋で出てくるサンドペーパー状になるのかなと思います.あと,シャーク ラグーンの大きいサメは1mくらいの小さいのが多いので,3~5mくらいのになるともう少し硬いかなと予想します.

あと,いわゆる人喰いザメでも,意外にも普通に餌付けができるんだそうで,サイエンス チャネルでダイバーが手渡しで魚を食べさせている映像を見ました.手渡しで食べさせているのにサメは なぜかダイバーの手をかまないんです.なんでもサメは対象物から発生する金属イオンや筋肉から発生する電気パルスのパターンなどを総合してエサかどうかを判断しているので,そのパターンに一致しないかぎりは襲われないのだとか(ロングビーチ水族館でも同様の説明が掲示してあります).しかし勇気がいりますよね….