fairy

/フェアリー/

妖精.

英語の伝説とか物語なんかに出てくる妖精や小人の類はかなりバリエーションが多いのだけど, 日本人が“妖精”といったときにイメージする姿形をしているのが英語では“フェアリー”と呼ばれているもに相当すると思う. 要するにピーターパンにでてくるアレね. 特徴としては次のような感じだと思う.

関連語

分類単語特徴
大きさ 姿 魔法 その他の特徴など
妖精 fairy 小鳥サイズ女の子○トンボみたいな透明な羽根 ピーターパンにでてくる感じの.
elf 小鳥サイズ人間× 耳の先がとがっている.気まぐれな行動をする.繊細で上品な感じで死にやすい.
pixie,pixy 小鳥サイズ人間× 耳の先がとがっている.とんがり帽子・とんがり頭巾(pixie hat,pixie hood)をかぶっている. サッカー選手のストイコビッチさんがピクシーと呼ばれてたけど,とんがり帽子をかぶってたから…じゃないよね?
sprite 不定人間不定不定 ホログラムみたいな透明な表現になっていることが多いが,定義はあまり明瞭ではない. fairyまたはelfの意味で使われることも多いし, 単に幽霊(phantom)や幽体離脱した状態のことを指して使われることもある.
nymph カゲロウ 女の子 ○カゲロウみたいな羽根 もともとギリシャ神話に由来する語. イメージは人により時代によりまちまちな感じだけど, 基本的にはカゲロウみたいなイメージなんだろうと思われる.
小人 dwarf 犬サイズ人間×× 白雪姫にでてくる小人みたいなの.
leprechaun 犬サイズおじさん×× アイルランドの伝説に出てくる小人.St. Patrick's Dayに関連して頻出する. いたずらしてくるので捕まえてとっちめると金貨のありかを教えてくれる.
goblin 犬サイズ子鬼××
天使 angel 人間サイズ人間○白鳥の翼みたいな感じ 聖書にでてくるエンジェルとそれ以外でけっこう異なる.

関連語

単語意味
fairy-tale
fairyland
mythology
folklore
folk tale
pixy hat,pixie hat とんがり帽子(ピクシーがかぶっている帽子)
pixy hood,pixie hood とんがり頭巾(ピクシーがかぶっている頭巾)
angel 天使. 英語圏のエンジェルは普通は聖書にでてくるエンジェルなので,若い男性になっていることが多い(たとえば大天使ミカエルなど). 日本人の多くがイメージする天使は,たぶん(1)弓矢をもった裸の男の子か(2)背中に白鳥みたいな翼がついてる女の子だと思うのだけど, 英語圏では聖書の影響で大天使ミカエルみたいな精悍な青年のイメージが強い. (1)のイメージは“Cupid”(キュービッド)からきている. キューピッドはローマ神話にでてくる恋愛の神で,ギリシャ神話ではエロスにあたる. (2)はいわゆる白衣の天使(看護婦さんのこと)から連鎖して形成されたイメージだと思う. もちろん聖書文化圏でも(1)(2)の意味でもよく使われている (たとえばレンブラントの絵とか女の子の名前にアンジェラとかアンジェリカとか多いことからもわかる. ただしアンジェロは男性の名前だということも知っておかないといけない).

はたいたかし
2007-03-19
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