
コンパクトデジカメを使っている人ならご存知だと思いますが,コンパクトデジカメというのはフラッシュ(ストロボ)の使用頻度が高いです.昼間の室内とか,体育館の中とか,人間の目で見ると十分に明るいと思えるような状況でさえフラッシュが飛んでしまう場合があります.これは手ブレを防ぐための工夫なんだそうで,シャッタースピードを速くするためにとにかく光量をふやしたいという事情があるからなんだそうです(ヨドバシカメラの親切なお兄さん談).
FinePix F10は,ISO1600という超高感度撮影でフラッシュなしで撮影ができるようになっていて,室内や夜景などをフラッシュなしの自然な光できれいにとれるという画期的なコンパクトデジカメなんです(詳しくは
FinePix F10のWebページやテレビCMをご覧ください).
例えばトップの写真のようなブツ撮りをしたいときにストロボが発光してしまって,ピカピカの鏡面加工部分がテカって色が飛んでしまい うまくとれない なんてこと,よくあるんじゃないでしょうか.夜型生活のブロガーの方なんかだと,夜間 蛍光灯の下での撮影が多いと思うので,フラッシュなしで撮影できるFinePix F10は便利だと思います.
要注意!ACアダプタやUSBケーブルの接続に変換アダプタが必要
デジタル機器を買って最初にする操作は充電ですよね.デジタルカメラに限らず,携帯電話でもメモリオーディオでも携帯ゲーム機でも,およそ小さいデジタル機器なら買ってきていちばん最初にすることは充電と決まっています.たいていの場合はACアダプタかクレードルかが付属していて,どうすれば充電できるかなんて見たままで,マニュアルなんか必要ない作業だと思います.
FinePix F10にもACアダプタが付属しているわけですが,F10の本体をどんなにぐるぐるまわしてみても,いろんなところをはがしてみてもアダプタを差し込めるような穴が見つかりません.というか,電池とメモリカードを入れるスロットを除くと,USBケーブルをつなぐと思われるコネクタがひとつあるだけ.とにかく穴が少ないのです.ははぁん,さてはUSBで充電するのね…と思って,今度は付属のUSBケーブルをつないでみようとするけど,コネクタの形状がちがっていてつながりません.
どうにも困ってマニュアルを見てみると…,なんと,まずカメラ本体にマルチコネクタアダプタという変換アダプタをつなぎ,その変換アダプタにACアダプタやUSBケーブルをつなぐという設計になっているのです(トップの写真参照:写真はFinePix F10にマルチコネクタアダプタを接続した状態です).
多少暗いところでもフラッシュなしで見たまま撮影できるというコンセプトがとてもよいだけに,こういう細かいところで変な設計になってしまっているのは,なんだかもったいない感じがしました.
xDメモリカードって迷惑だよなぁ…
カメラといっしょにxDメモリカードを買ったのですけど,1GBで17,800円と,なぜかSDカードより微妙に割高なのが気になりました(SDカードだとBUFFALOやSanDiskの標準的なものでも15,800円.アキバなんかだとスピードの遅いものならもっと安くで手に入るようです).
xDカードを採用しているのはオリンパスとFUJIFILMの2社のようですけど,この2社はなぜSDカードにしないのでしょう….SDカードはいろんな機器に使えて便利な上にxDより安いから,SDカードに切り替えていったほうがユーザはよろこぶと思うのですけど….
トップの写真もフラッシュなしでとってます
トップの写真はFUJIFILM FinePix 4900Zで撮影しました.かなり古い型のデジカメですけど,4900Zは絞りやシャッタースピードをマニュアル設定できる本格派デジカメなので,普通ならフラッシュが必要な暗い場所でも,手動でうまく調整すればフラッシュなしで撮影できるようになります.
ただ,調節がかなり難しいです.私はたいしてカメラに詳しいわけではないので,うまい設定を探すのに毎回苦労しています.これも調整に5分程度かかりました.FinePix F10だと設定なしでフラッシュ飛ばさずに撮影できました.デキも上々で,はっきりいって私の下手なマニュアル調整より,F10のSPモードの自動調整のほうがうまいかもしれません.これからは夜間のブツ撮りはFinePix F10を使うと思います.