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FinePix F10 検証(4) 夜のファミレス編

そろそろネタが切れてきた感のあるFinePix F10ロードテストですけど,今回は夜のファミレス店内の撮影です.ファミレス店内は深夜でもそれなりに明るいのですけど,普通のコンパクトカメラでオートで撮影すると間違いなくフラッシュが飛びます.子供の誕生日パーティをファミレスでやっているような にぎやかな雰囲気ならフラッシュをたいて撮影しても大丈夫でしょうが,静かな雰囲気の店内だとフラッシュ撮影はできないですよね.こういうときにもFinePix F10のナチュラルフォトモードによるフラッシュなし撮影は便利です.

結果は下の通りです.

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感度ISO1600,露出時間 1/100秒

撮影方法はいつもの通り何の工夫もせず片手でカメラを構えてシャッターを押しただけです.
撮影時刻は深夜1:00くらいでしたが,店内はわりと明るかったので,ひっとしたら感度ISO1600まではあがらないかも(カメラがISO800で十分と判断してしまうかも)と思いましたが,カメラは1600でシャッタースピードを上げるほうを選んだようです.見ての通り手ブレなくきれいに撮影できています.
ファミレスでない普通のレストランは,ファミレスよりは照明が暗いと思いますが,これなら普通のレストランのディナーでも十分にフラッシュレスで撮影可能と思います.

ここまでのFinePix F10ロードテストの結果をまとめると,下のようになります.要するに,ブツ撮り以外は問題なくナチュラルフォトモードおまかせでフラッシュレス撮影ができるという結果になりました.

#撮影対象・撮影環境結果備考
1ブツ撮り(夜の室内で蛍光灯下;約250ルクス)△ 簡単にまぁまぁの絵がとれるが少し甘い.マニュアル調整のほうが明確に上.
2深夜のコンビニ・ガソリンスタンド○ バッチグー
3横浜みなとみらい21の夜景○ 想像以上にきれいで満足.ただし失敗もあるので撮影枚数多めに.
4夜のファミレス店内○ 文句なし.

FinePix F10 検証(3) 夜の横浜みなとみらい21編

ここまで,検証(1)深夜のブツ撮り編検証(2)深夜のコンビニ編と,FinePix F10の実際の使い勝手を見てきたのですけど,遠出する時間と気力がなかったせいで,メーカーの狙いとは少し違った使い方の紹介になってしまっていました.しかし,今回は本格派です.撮影対象はズバリ,横浜桜木町「横浜みなとみらい21」(MM21)の夜景です.
MM21は,日本で一番高いビル“横浜ランドマークタワー”をはじめ,“クイーンズスクエア”,スイカの形の“インターコンチネンタルホテル”などの美しい高層ビルが立ち並び,帆船“日本丸”,入り江をはさんで遊園地“よこはまコスモワールド”“ワールドポーターズ”などなど,とにかく見所の多いところです.夜景もたいへん魅力的で,FinePix F10の店頭販促用のサンプル写真の中にも横浜みなとみらい21のスナップが入っています(FUJIFILMのWebページなどにはこのサンプル写真はあがっていないようなので,○○カメラなどの店頭でご確認ください).

この用途にはバッチグー!

撮影結果は下のサンプルをご覧ください.
見てのとおりで,さすがにメーカーの想定どおりの使い方だけあって,とってもいい感じです.撮影方法は例のごとく,まったく工夫なしにカメラを片手でもって,とりたい構図をつくってシャッターを押しただけです(まったくのシロウトの方がF10のSPモードを使って撮影する想定です).

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(1)ビル群と観覧車(2)ランドマークタワー

上の画像は縮小してあるので,とてもきれいに見えますが,実際にはかなりザラついているし,ピントも甘かったりするのですが,何の工夫もなしに,ただシャッターを押しただけでこれだけとれていれば十分満足いくでしょう.撮影時刻は日曜夜11:00すぎ,夜景がきれいとはいっても,それは人間の目で見たら明かりがきれいに見えるという意味であって,単なる機械であるカメラにとっては,ほとんど「まっくら」と同じと思っていい状況です.普通のコンパクトデジカメで同じように撮影したら,まったく絵にならなかったでしょうから,夜景をとるつもりでF10を買った人の期待を裏切らないデキだと思います.

ズーム!ズーム!どこまで写ってる!?

実際にどれくらいまでとれているか拡大して見てみて,とても驚きました.

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(1a)枠の部分を拡大(2a)枠の部分を拡大
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(1b)50% いい感じ(2b)50% かなりボケてる
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(1c)100% すごい!こんな遠くの車まで!(2c)100% 実はボケボケです

FinePix F10は610万画素と,現在のコンパクトカメラの水準では,もっとも高画素な部類に入ります(コンパクトカメラは500万画素くらいが普通,高級機や一眼レフ機で800万画素).したがって,拡大すると(正しくは拡大ではなくて縮小せずに原寸大にもどすと)ものすごく細かい部分まで観察できます.
といっても,撮影対象が非常に暗い夜景ですから,正直,高画素なんてまったく意味ないのだろうなぁ,何にも写ってないんだろうなぁ,と思っていたのですが,(1c)の自動車がいちおうわかるくらいの精度で写っていてびっくりしました.まさかここまで撮れているとは…驚きました.

夜景をとるときはできるだけたくさんシャッターを切ろう

以上のように,典型的な夜景撮影では,きわめて良好な撮影&使い勝手が期待できることがわかりました.
が,念のため付け加えておくと,何も考えずにシャッターを切る場合は,少しずつ構図を変えたりしながらできるだけたくさんシャッターを切っておいて,あとでパソコンで画像を確認して写りのよいものを選ぶという使い方をすることをおすすめします.というのが,(a)のような光量の多い面積が広い構図の場合は特に工夫しなくてもわりといい絵がとれますが,(b)のような画面のほとんど(特に中央付近)が真っ黒の構図は失敗することが多いからです.
これはカメラがシャッタースピード(露出時間)を決めるアルゴリズムから生じる特性のようです.(a)のように画面の中に明瞭に明るい部分があれば,カメラはユーザがそこを撮影しようとしていると判断します.その結果,その明るい部分をとるのに十分な露出時間があればよいので,露出時間が短く(シャッタースピードが速く)なり,シャープな絵になります.しかし,(b)のようにマトが絞りにくい構図だと,カメラはユーザが何をとろうとしているのか判断がつかないため全体を満遍なく写せるような露出時間を確保しなければならないと判断するのですが,この構図のように全体的に暗いと,全体的が写るようにするにはどうしても露出時間を長く(シャッタースピードを遅く)しないといけなくなるため,非常に手ブレを起こしやすいのです.
実際には,F10を使っていくらか撮影すれば,どういうパターンはうまくとれて,どういうパターンはうまくいかないかはなんとなくわかってくると思うので,そんなに難しく考える必要はないのですが,記念写真とかの場合は「できるだけたくさんとっておく」ことを心がけたほうがいいと思います.

確実にうまく撮れるパターンは下の絵のように,画面の中央付近にマトになる明るいもの(この場合ライト)がある構図です.このパターンにはまると,シャッタースピードが速くなって,キリッとシャープでコントラストの高い絵になります.

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FinePix F10の得意パターン

FinePix F10 検証(2) 夜のコンビニ編 夜景撮影は良好

きれいな夜景…,ぜひカメラにおさめておきたい風景の代表例ですよね.今回は,FinePix F10の高感度ナチュラルフォトモードで夜景をノーフラッシュ撮影するとどうなるか試してみました.

平日でそんなにナイスなスポットとかいけませんので,近場でテキトーな被写体を選びました.というわけで被写体は午後9時ごろのセブンイレブンに決定.夜のコンビニなら,みなさんすぐに実際の風景(人間の目で見たときの風景)を思い浮かべることができると思いますし,ご自分のカメラでとったらどうなるかもご近所で簡単に試せるのでテスト用には最適と思います(決して手抜きではありません…).
下の写真がFinePix F10のナチュラルフォトモードで店の扉(非常に明るい部分)にフォーカスを合わせて撮った写真です.

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わりといい感じにとれてると思います.
カメラのオートフォーカス機能がどんな風に測光とかして露出やシャッタースピードを調整するかをご存知の方なら,もうちょっと工夫していい絵をとると思いますが,特にカメラの知識がない方だと,ほぼ間違いなくこういうとり方(店の扉を中央にして何も考えずにシャッターを押し込む)になると思うので,FinePix F10なら特に工夫しなくてもこのくらいにはとれるんだと思ってもらっていいです.
撮影した日(2005/04/12)は雨で,撮影時の夜9時ごろは,ちょうど雨があがったくらいのころで月明かりもない真っ暗な場所です.もちろん三脚は使わず普通に手でもって,あえて手ぶれも気にせず無造作にシャッターを押し込んで撮影しています.

チェックポイントは店内・POPかんばん・水たまり

チェックポイントは,明るい店内がどれくらいきれいにとれてるか,白熱球でスポット照明されてるPOP看板の雰囲気,水たまりの写り具合かなと思います(もっと詳しい方ならいろいろあるんでしょうが…).いずれも満足のいく撮れ具合だと思います.

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店内は雑誌のタイトル読めそうなくらい写ります

Webなので,このまでの説明では縮小した写真を使っていましたが,FinePix F10の優秀さを見てもらうために,ひとつ原寸サイズのものをあげておきます.下の写真は,トップの写真の一部を切り抜いてきたもので,拡大も縮小もしていない原寸サイズです.ここまでとれていると,さすがに驚きませんか?

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FinePix F10の夜景撮影の簡単さは秀逸

実は普通のコンパクトデジタルカメラでも,フラッシュをオフにして,フォーカスロック機能をつかって適切な露出・シャッタースピードに固定して撮影すれば,この程度なら問題なく撮影できるように思います.したがって,ある程度カメラの知識がある人なら別にFinePix F10である必要性はないと思います.しかし,何も考えずに無造作にシャッターを押してわりと適切な絵になるという意味では,FinePix F10は明らかに優秀といっていいと思います.
また,実はFinePix F10は,この状況下でISO800相当を選択しており,まだ伝家の宝刀ISO1600を使っていません.つまり,もっと暗くても大丈夫のようです.下のガソリンスタンドとイトーヨーカドーの外壁ライトアップの写真は最大感度のISO1600相当が選ばれていますが,いずれも十分に満足のいく絵になっています.

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夜のガソリンスタンド夜のイトーヨーカドー

ストロボなしの撮影は やっぱり難しいかも…


FinePix F10のナチュラルフォトモードはどのくらい使えるモノか…
まだあまり使い込んでないのでなんともいえませんが,とりあえず簡単に試せる例として,深夜のブツ撮りを試してみました.

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(1)F10ストロボあり(2)F10ナチュラルフォトモード(3)参考:4900Zマニュアル調整

いちばん左(1)が普通のコンパクトカメラと同様にフラッシュ(ストロボ)をたいてとったものです.ちょっとわざとらしいですけど(^_^;),ストロボの強烈な光で台無しです.何が写っているのかもわからない状態です.これをナチュラルフォトモードでとると,真ん中(2)のようになります.かなりよい感じではないでしょうか.なお,公平を期すため,いずれのモードも特にワザとか使わずに,すべてカメラまかせでとりました.
ただ,正直なところ,(2)は縮小しているので,まぁまぁいい感じと見えているだけで,610万画素の元画像をチェックすると,ノイズもそれなりにのっているし,ピントが甘かったり,不満も多いです.ノイズについては,なにやらカメラ内で画像処理が行われているらしく,ノイズが目立たないように処理されているようなのですが,そのせいか画像が全体的に不自然な色合いになる場合があるようです.

参考までに,右の(3)が,FinePix 4900Zでマニュアル調整してストロボなしで撮影したものです.少なくともピントがきちんとあっているという点で,はっきりマニュアル調整が優勢と思います.

というわけで,とりあえず深夜のブツ撮り編では,まぁまぁ使える道具だけど,自宅で使うならマニュアル調整がきくハイエンド機が一枚上手といえそうです.


暗闇で光るとびっくり! オートフォーカス補助光

FinePix F10は,深夜のまっくらな部屋の中でも(画像は悪くなりますが)ストロボなしで撮影できるようになっています.どのくらいの暗さかって,ほんとに真っ暗に近い状態でも大丈夫で,例えば,まっくらな部屋の中で 光っているものといえばブログ中のノートパソコンの液晶ディスプレイくらい…というような状況下でも撮影できます(明かりになっているノートパソコンそのものが撮影できるという意味ではなくて,液晶ディスプレイの明かりに照らされている自分とか本棚とかが撮影できます).
ただ,そのくらい暗くなると,シャッターを半押ししたときに,オートフォーカス補助光という緑色LEDが発光するようになっています(下の写真参照).これは光が少ない場所で正確にピントを合わせるための工夫なんだそうです.

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(4)オートフォーカス補助光

ちょっといい夜景とか,ちょっといい夜の街の風景なんかを撮ろうとしたら,うっかりフラッシュが光ってしまってまわりの注目を浴びてしまう…というようなことは普通のコンパクトカメラだと起こりがちですよね.FinePix F10の場合,ナチュラルフォトモードを使えばフラッシュなしで撮影できるから安心…と思ったら,実はオートフォーカス補助光が出てしまうことがあるんです.
この緑色のビームをうっかり通りすがりの女性なんかにあててしまったら,たいへんなことになりそうです.
ただ,ご安心あれ.このオートフォーカス補助光はOFFにすることもできるので,常にOFFの状態に固定しておけば,本当に無光・無音でスマートに夜景の撮影ができます(起動音や操作音もOFFにできます).

近況

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FinePix F10のロードテスト記事追加しました.

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FUJIFILM FinePix F10 ファースト インプレッション

撮りたいものは,撮れていたか。」のFUJIFILM FinePix F10を買いました.まだ充電しただけですけど….

コンパクトデジカメを使っている人ならご存知だと思いますが,コンパクトデジカメというのはフラッシュ(ストロボ)の使用頻度が高いです.昼間の室内とか,体育館の中とか,人間の目で見ると十分に明るいと思えるような状況でさえフラッシュが飛んでしまう場合があります.これは手ブレを防ぐための工夫なんだそうで,シャッタースピードを速くするためにとにかく光量をふやしたいという事情があるからなんだそうです(ヨドバシカメラの親切なお兄さん談).

FinePix F10は,ISO1600という超高感度撮影でフラッシュなしで撮影ができるようになっていて,室内や夜景などをフラッシュなしの自然な光できれいにとれるという画期的なコンパクトデジカメなんです(詳しくはFinePix F10のWebページやテレビCMをご覧ください).
例えばトップの写真のようなブツ撮りをしたいときにストロボが発光してしまって,ピカピカの鏡面加工部分がテカって色が飛んでしまい うまくとれない なんてこと,よくあるんじゃないでしょうか.夜型生活のブロガーの方なんかだと,夜間 蛍光灯の下での撮影が多いと思うので,フラッシュなしで撮影できるFinePix F10は便利だと思います.

要注意!ACアダプタやUSBケーブルの接続に変換アダプタが必要

デジタル機器を買って最初にする操作は充電ですよね.デジタルカメラに限らず,携帯電話でもメモリオーディオでも携帯ゲーム機でも,およそ小さいデジタル機器なら買ってきていちばん最初にすることは充電と決まっています.たいていの場合はACアダプタかクレードルかが付属していて,どうすれば充電できるかなんて見たままで,マニュアルなんか必要ない作業だと思います.

FinePix F10にもACアダプタが付属しているわけですが,F10の本体をどんなにぐるぐるまわしてみても,いろんなところをはがしてみてもアダプタを差し込めるような穴が見つかりません.というか,電池とメモリカードを入れるスロットを除くと,USBケーブルをつなぐと思われるコネクタがひとつあるだけ.とにかく穴が少ないのです.ははぁん,さてはUSBで充電するのね…と思って,今度は付属のUSBケーブルをつないでみようとするけど,コネクタの形状がちがっていてつながりません.
どうにも困ってマニュアルを見てみると…,なんと,まずカメラ本体にマルチコネクタアダプタという変換アダプタをつなぎ,その変換アダプタにACアダプタやUSBケーブルをつなぐという設計になっているのです(トップの写真参照:写真はFinePix F10にマルチコネクタアダプタを接続した状態です).

多少暗いところでもフラッシュなしで見たまま撮影できるというコンセプトがとてもよいだけに,こういう細かいところで変な設計になってしまっているのは,なんだかもったいない感じがしました.

xDメモリカードって迷惑だよなぁ…

カメラといっしょにxDメモリカードを買ったのですけど,1GBで17,800円と,なぜかSDカードより微妙に割高なのが気になりました(SDカードだとBUFFALOやSanDiskの標準的なものでも15,800円.アキバなんかだとスピードの遅いものならもっと安くで手に入るようです).
xDカードを採用しているのはオリンパスとFUJIFILMの2社のようですけど,この2社はなぜSDカードにしないのでしょう….SDカードはいろんな機器に使えて便利な上にxDより安いから,SDカードに切り替えていったほうがユーザはよろこぶと思うのですけど….

トップの写真もフラッシュなしでとってます

トップの写真はFUJIFILM FinePix 4900Zで撮影しました.かなり古い型のデジカメですけど,4900Zは絞りやシャッタースピードをマニュアル設定できる本格派デジカメなので,普通ならフラッシュが必要な暗い場所でも,手動でうまく調整すればフラッシュなしで撮影できるようになります.
ただ,調節がかなり難しいです.私はたいしてカメラに詳しいわけではないので,うまい設定を探すのに毎回苦労しています.これも調整に5分程度かかりました.FinePix F10だと設定なしでフラッシュ飛ばさずに撮影できました.デキも上々で,はっきりいって私の下手なマニュアル調整より,F10のSPモードの自動調整のほうがうまいかもしれません.これからは夜間のブツ撮りはFinePix F10を使うと思います.